かめと亀~ふたつの昭和 [喫茶店・カフェ(名古屋)]
名東区にあるかわいらしいカフェ「うさぎとかめ」 (以前の記事はこちらです)
再訪したいと思いながら1年半もたってしまいましたが、ようやく2度めのモーニングに。
前は自転車だったので見落とすことはなかったけれど、今度は車だったのであっという間に前を
通り過ぎてしまい、まさか知らない間に閉店したのか…!?とあせりましたが
落ち着いて探したらちゃんと変わらずにありました。よかったよかった^^;
こういうカフェってお昼前の開店だったりすることが多いけれどここは7時から営業しています。
私たちが訪れたのは9時半くらいだったのですが店内には他のお客さんはいなくてなんと貸切状態。
壁のポスターは「三星えのぐ」「さくらクレパス」そして松坂屋の「國産優良化粧品展覧會」など。
今見てもとてもモダンです。色合いがすてき。
棚の怪獣ブースカやおもちゃのタンス、模様入りのガラスなどなど目に入るものすべてが昭和。
そして店内のものはどれもとてもきれいに手入れされています。
「うさぎとかめ」のモーニングは飲み物(350円)にトーストとサラダ、トーストとゆで卵のいずれかが
つきます。サラダがボリュームたっぷりなのでそれだけでも十分お得感があるのだけれど
400円でベーコンエッグとサラダ(写真下)
500円でチーズトーストもしくは小倉トーストにサラダ・ゆで卵がつきます(写真上)
ティーカップもお塩の入れ物も60年代から70年代?の懐かしいもの
隅から隅まで女子好みの「うさぎとかめ」でした
そして同じ名東区にあるもうひとつの亀がこちらの「喫茶亀」
息子と同じくらいの男の子に教えてもらいました。男子の胃袋満足させます!的力強さに
満ち満ちた外観です。
コーヒーが飲めて食事もできてという昔ながらの喫茶店です。
1975年の創業ということは今年で34年。 なんとも懐かしいマッチ。
信用金庫が今も配っているようです。
モーニングは意外に普通。
飲み物にトーストまたはゆで卵がつくというもの。袋入りのジャムが添えられています。
テーブルはゲーム機。
遠くで見ていた時には懐かしいインベーダーゲームかと思ったけれど麻雀でした。
一度座ってみたかったけどこれって意外に足元が邪魔なのね^^;
「亀」の食事メニューはとても充実していてどれも安くてボリュームたっぷり。
なかでも名物は「どて丼」らしいです。
牛すじを柔らかくトロトロに煮たものを名古屋風の赤みそで仕上げてあります。
甘口の味噌風味はかなり濃い目の味付けになっていますが、ピリ辛こんにゃくと
これでもかとかけられたネギが口直しになります。
懐かしい形のどんぶりにたっぷりと盛られたごはんとどて煮。
育ち盛りの男子でも満足できそうなメニューです。ていうか私には半分でちょうどでした^^;
そしてこのどて丼のすごいところは丼だけなら500円だということ☆
写真はサラダと味噌汁つきの定食ですがそれでも750円。
名古屋名物「イタリアン」 左隅、フォークを包んだ紙ナプキンが昭和です☆
名古屋ではケチャップ味のスパゲティを「ナポリタン」ではなく「イタリアン」と言います。
特徴的なのはお皿ではなく必ず熱々の鉄板に乗せられて出てくることと下に卵を流しこんで
あること。
使われているのははかなり太めの麺で、軟らかくゆでられています。
ウインナー、タマネギ、ピーマンが入っているのは同じ名古屋名物の「あんかけスパ」と
似ていますね。
ピリ辛度はあんかけスパの比ではないのでこちらの方が食べやすいですが、それでも「濃い」^^;
エビフライとトンカツが一緒になった「エビ・カツ丼」やチャーハンとハンバーグがワンプレート
になったものなどユニークなメニューがいろいろあるようです。
「かめ」とは対極の男らしい「亀」であります。