豊川稲荷 [街歩き・旅(名古屋周辺)]
「おちょぼさん」に続いて稲荷つながりということで「豊川稲荷」です。
こちらは電車でのアクセスがよくて、名鉄・豊川線豊川稲荷駅、JR飯田線豊川駅から商店街を歩いて
2、3分といったところ(両社の駅は隣接しています)にあります。
駅前では躍動的なキツネたちが出迎えてくれます。
豊川稲荷は日本三大稲荷として有名ですね。
一般には「お稲荷さん=キツネをお祀りした神社」と捉えがちですが(私もそう思っていました)
りっぱな鳥居もありますし。
豊川稲荷は正式には「豊川閣 妙巖寺」という曹洞宗の寺院なのです。
祀神である「豊川だきに眞天」が白狐に跨っていることから豊川稲荷と呼ばれるようになった
そうです(公式HPより)
本殿もこの通り。たいそう立派で堂々たるたたずまいです。
正面両脇の青銅製の灯籠の細工、本殿側面の扉の彫刻など眼を奪われるものがあちこちに。
総門の扉は15センチほどもある欅の一枚板でできており、それはみごとなものです。
境内の面積は31,151坪と広大で総門から供養塔まで九十余もの建物が点在しています。
奥の院そばにある「霊狐塚」
1000体を超える狐が並ぶ様は圧巻です。元々は納めの狐像を祀る場所だったのが
現在では信者から献納されたものを安置しているそうです。
豪徳寺の招き猫たちを思い出しました。
一体一体すべて顔が違います。
私が気になったのはこの二体。左のは本当にうれしそうで願い事が叶ったお礼なのかしら
なんて勝手に思ったりして。
右のは相当な年月を経ているようです。
隅の方で長老然とした風情で全体を眺めているのが印象的でした。
そして豊川稲荷で忘れちゃいけないのが立願所(ご祈祷受付所)前に立っているこのポスト。
明治45年設置の日本最古のポストで今もなお現役バリバリというのですから驚きです。
ちょこんとついた庇のせいでしょうか、まるで帽子をかぶっているように見えます。
ゆるやかにカーブした差し出し口は現在の大型郵便にはやや苦しいサイズではありますが
右書きの「郵便」の文字や〒マークがどことなく優しげな感じでいいですね。
このタイプのポストは昭和26年に角型が制定されるまで長きにわたって使用されていましたが
第二次大戦中に供出されたものも多かったと聞きます。。
このポストはもともとが豊川稲荷の私設ポストだったために供出も免れ、100年もの間その役目
を果たし続けることができたのです。
ここまできたらまだまだ頑張ってほしいですね。
タグ:豊川稲荷 ポスト
ホント、堂々として立派な稲荷神社ですよねえ。
以前、年末には毎年伊勢神宮にお詣りしていたのですが、
その時伊良湖岬から鳥羽までフェリーを使っていました。
東名を豊橋インターで乗降するとき、必ず豊川稲荷さんにも
参拝しましたっけ。
懐かしいです。
by ナツパパ (2012-10-15 08:30)
ナツパパさん
陸まわりよりもフェリー利用の方が早いのでしょうか。
お伊勢さんも来年式年遷宮ですね。
豊川稲荷は初詣の参拝客は相当な数のようで毎年ニュースに
なります。一度にぎやかな時に訪れてみたいものです。
by あんこ (2012-10-15 19:37)
knackeさん ご訪問ありがとうございます☆
by あんこ (2012-10-15 19:37)