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ゴルフ・ザ・ミュージカル [観劇]

 

      

『ゴルフ・ザ・ミュージカル~ゴルフなんて大嫌い!
     

脚本・作詞・作曲:マイケル・ロバーツ
日本語版台本:福島三郎
CAST:川平慈英(ワッキー) 高橋由美子(糸満ルリ) 池田成志(カラクサギ)
     堀内敬子(サカシタ) 相島一之(クロちゃん)

2006年10月8日(日)~29日(日)
パルコ劇場

 

ミュージカル嫌いなのに何でこのチケットを買ったんだろう。
それもPECカード先行なんて早い時期に。そうか、池田成志が出るからだ。
あまり売れていなさそうだし、得チケにも出たりしてるし、ということであまり期待せずに
劇場へ。  席はY列センター。もう少し後ろがよかったなぁ。




山奥のゴルフ場。
クロちゃんが部下のサカシタちゃんを連れて「南国なっとう」(だっけ?)の次期社長のカラクサギ
さんを接待するためにやってきた。カラクサギさんはゴルフに関してはかなりの腕前であるらしい。
以上の3人に加えてゴルフは今日が初ラウンドという超のつく初心者のワッキーがやってくる。
うまく行けば「南国なっとう」の広告の契約がとれるかもしれないのだ。

本日のキャディはゴルフに異常に詳しくて仕事ぶりもテキパキだが無愛想このうえない。
実は彼女は糸満ルリという元天才少女ゴルファーだったらしい。
連日出会うゴルファー達に愛想が尽きているようで、どうやらそれが仏頂面の理由か。


5人が18ホールを回って行く間に起こるさまざまなことが、マイケル・ロバーツの曲に日本に
合わせた歌詞をつけて歌われる。

ゴルフのルールに関する説明も織りまぜつつ進んで行く。
接待ゴルフはばかばかしいと思いつつも、プレイをしている間にお互いのプライバシーが
徐々に明らかになり、ある種の親しさがメンバー間に生まれてくるのもおもしろい。
中盤からはゴルフそっちのけでプライベートな部分が大半をしめるようになってくる。
ゴルフのルールなんて知らなくても問題なし。
そしてお約束的なトタバタも割り切って観れば結構楽しめるもの。


クロちゃんとサカシタちゃんは上司と部下の関係の他に不倫関係でもあり、クロちゃんが妻と
分かれるかどうかでもめている。うまく隠しているつもりの二人だがもうバレバレ。
カラクサギさんはゴルフの腕前を鼻にかけるちょっと嫌味なヤツで、おやぢ入ってる。
最初はワッキーの下手さをバカにするが、中盤からワッキーがめきめき上達。
このあたりからテンポがよくなっておもしろくなってくる。

女好きのカラクサギさんはサカシタちゃんがすっかりお気に入りでそばを離れない。
やきもきするクロちゃんだが、接待する側としては黙ってみているしかないのがかわいそうやら
おかしいやら。 そんな人のよいクロちゃんを見かねたのか糸満ルりはあれこれとアドバイスを。

無愛想だった糸満ルリが終盤キャディの衣装をバッと脱ぎ捨てる。このあたりちょっと唐突だが
ラストに向けての流れの準備になっているのかな。


出演者の5人は楽しそうに演じていてこちらにもその雰囲気が伝わってくる。
序盤はなかなかなじめなくて少し違和感を感じたものの、2部からは思っていたよりも楽しめた。
日本版の台本が違和感無くできているからかも。

堀内敬子が時々井川遥に見えてしまった…(;一_一)  似てない…?
いずれにしてもとってもチャーミング。


休憩を除いて2時間半とかなり長めではあるが、チケット代はやや高い、と思う。
Z列の中央がずらりと空席だったのが気になった。


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