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泥棒役者 [観劇]


雨の中 東京芸術劇場へ。池袋はサンシャインしか行ったことがなく、西口に出るのは
初めてです。


           

これがあの「池袋ウエストゲートパーク」なの? もっと汚いところかと、そして想像していた
よりも小ぢんまりサイズでした。
この写真の左が芸術劇場です。駅からすぐでした。雨の日は地下通路からそのまま
中に入れます。この写真を撮りたかったのでわざわざ傘差して歩きました^^

 



           
           正面から。ガラス多用してます。

 

 

中ホールと大ホールはエスカレーターで上に上がりますが小ホール(2つあります)は下に
おります。東京都が平成2年に設置した劇場だそうです。

 

 


劇団たいしゅう小説家 第10回公演 『泥棒役者』  

  ←これだけで誰かわかる。似てます。
  チラシの絵のインパクトに惹かれて、それだけで観にいくことに決めました(^_^.)



作・演出 西田征史
出演: 片桐仁(ラーメンズ) きたろう 上野なつひ 小休暁 蛭子直和 ムロツヨシ
2006年9月9日(土)~9月18日(月) 
東京芸術劇場小ホール2

 

                                                *  *  *  *  * 
ある邸宅に侵入した泥棒。
ノリノリで物色していると突然、玄関のドアが開く。
振り返るとそこには男が立っていた。

泥棒: ・・・・。(固まる)
男: ・・・・。
泥棒:(アワアワし出し)・・・ すいません(と勢い良く頭を下げる)
男:(同時に頭を下げて)すいませんでした。
泥棒:(頭を上げて)・・・・ん?・・・すいません
男:何度かインターホンを押したのですが、反応が無かったので「一応ドアを」と思いまして
   押したところカギが開いてましたので開けてしまいました。申し訳ありません!
泥棒:・・・・・
男:あの、ご主人様ですよね?
泥棒:ん?・・・・・そうです、僕です!!!

 だが、この一言が泥棒にとっての悪夢の始まりだった・・・

                                       (チラシより)
                                          *  *  *  *  *

 

「そうです、僕です!」 とっさにこの家の主になりすました泥棒の一人。
ドアを開けたのはハンパじゃない強引さを持ち合わせた目力の異様に強い教育玩具の
セールスマン。
なんだかいやぁ~な予感・・・この男このまますんなり引き下がりそうになさそう。

一旦お引き取り願ったものの、次に地下室からいきなり現れたのは本物の主の童話作家。
今度は帰国子女の新人編集者と勘違いされてしまい、なりゆき上「Nice to meet you!」

しばらくすると本物の編集者の女性が現れ、作家が席をはずしていたため、またまた作家
のふりをする羽目に。

先のセールスマンがサンプルのドミノを持って売り込みに戻ってくる。広い階段一面にドミノ
を並べ始める。さらには借金取りまで現れ、互いの認識にズレがあるためちょっとした行動が
笑いにつながる。

相手の思い込みにあわせた人物のふりをしているうちににっちもさっちも行かなくなってし
まった泥棒。 綱渡りのようなごまかしが通用していたのも途中まで。
ドミノの向きが変わるように少しずつボロが出てくるが、それが判明するたびに笑いが起きる。

原稿の締め切りは今日の作家、今日こそ原稿を持って帰らなければならない編集者、
今日売れなかったらクビになるセールスマン、今日必ず作家から取り立てなければならない
借金取り、そして「あんた誰?」な立場に陥りそうな瀬戸際の泥棒。

全員が追い詰められた状態だったのに、いつのまにか全員が心を通わせ力を合わせて
最後はすべて解決、みんながハッピーに。

『タマとミキ』は「君とまた」だったのね。
  


片桐ときたろうがかもし出すちょっと情けなさそうなぼんやりとした雰囲気が妙におかしい。
対照的にテンションの高いムロツヨシのセールスマンにも客席から大きな笑いが起きる。
(ムロツヨシ どこかで聞いた名前だと思ったら、映画「サマータイムマシンブルース」のおバカ
トリオの一人だったんだ! メガネのあるなしで随分印象が違う。わからなかった・・・)

休憩なしの1時間半。


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