由布院へ2 [喫茶店・カフェ(その他)]
旅先での喫茶店も楽しみのひとつです。
私達が行った範囲では由布院でシアトル系のカフェは見かけませんでした。
<天井桟敷>
旅館「亀の井別荘」の敷地内にある重厚な造りの喫茶店です。
ゆっくりとお茶をする人が多いのかずいぶん待ちました。それだけ居心地がよいのでしょう。
内部は太い梁が通ったがっしりとした造りです。江戸末期の造り酒屋の屋根裏を改造
した建物だそうです。かなりの広さ。
中二階は書斎のような雰囲気になっていて(先客ありですわれませんでした)
注文したものが出来上がるとお店の人が「お二階のお客様お願いします」と声を
かけながら、手動の「ダム・ウェイター」を操作して上げていました。
それを味わうのも楽しいでしょうね。
注文したのは「モン・ユフ」(左)とりんごのコンポート
「モン・ユフ」⇒「由布岳」 なるほど、そう見えますね。 見た目はやわらかそうですが、しっかり
と固いチーズの山です。濃厚でコーヒーととてもよく合いました。レーズンも美味。
りんごのコンポートはもう「大人の味」♡ ワインがしっかり効いています。
ポットサービスのコーヒーは深煎り。小ぶりのカップではありますが、しっかり3杯分あります。
この美味しさと量でなんと500円といううれしい値段です。
窓の外は一面の緑が広がります。ボリュームを落とした音楽を聴きながらコーヒーと緑を楽しむ。
長居したくなる気持ちがよくわかりました。
<Nicol(ニコル)>
こちらも旅館「玉の湯」敷地内にある喫茶店ですが、こちらはティールームという言い方が似合う
明るい雰囲気です。
玉の湯の入口を入ると空気が一変した気がしました。計算されつくしているのでしょう。
やっぱりここに泊まりたかったと改めて思います。
片側がすべてガラス張りの店内はとても明るくて、季節柄ガラス戸が開け放たれていましたので
テラスでお茶をしているようなさわやかさです。
メニューもかわいい
アップルパイは時間が早かったのでまだ残っていました。
薄い皮にこれまた非常に薄くスライスされたりんごがびっしりと敷き詰められています。
結構大きいのですが薄いので全部食べても多すぎるということはありません。
見た目もとても美しいですが味も○でした。
「白ごまのプリン」です。ごまの風味がたっぷりでしっかりとした固さがありました。カラメル
シロップがついてきますが、ないほうが私好みでした。
メニューによればニコルでは神戸「にしむら」のコーヒーを使用しているそうです。
こんなところで出会えるとは思っていなかったので、それもうれしかったことのひとつです。
重厚な雰囲気の中で、緑の中で、それぞれ違うけれどどちらもよい。
ゆっくりとした時間を楽しむことができました。