名残の梅 [街歩き・旅(関東)]
先週雨で中止になった鎌倉行きですが、瑞泉寺の梅がどうしても気になるので午前中の時間を
使って『鎌倉ピンポイント巡り』をしてきました。
鎌倉駅9時20分スタート。鎌倉宮まではバスを使います。
正面鳥居の両側にはもう桜が咲いていました。 こちらは河津桜です。
大塔宮から瑞泉寺までは歩くこと10分あまり。
境内の人影はまだ少ない。早目に来てよかった。
参道は途中で男坂と女坂に分かれます。女坂のほうがきれいに整備されているので、きっと
こちらが後からできたのでしょう。両側は羊歯が繁り、空気はひんやりしています。
山門を入ると目に飛び込んでくるのがこの景色。心配していた梅はまだまだ大丈夫。
正面に見えるのが『黄梅』 鎌倉市指定の天然記念物という説明文が掲げられています。
これが黄梅の花。花びらが小さくてよくわからないくらいです。盛りを過ぎているのかと思った
くらい^^ 傍らの説明には「花弁は退化し…」とあります。薄く淡いクリームがかった色の花です。
「黄梅」で調べてみると出てくるのはこの花ばかり。この「黄梅」はモクセイ科の花で梅とは関係
がないそうです。ちなみに梅はバラ科なんですね。
黄梅に限らず瑞泉寺の梅の木はほとんどが古木なので、咲いている花よりも樹木そのものに
とても存在感があります。
しだれ梅はちょうど見ごろを迎えていました。優しいピンクです。
梅の他にも境内にはいろいろな花が咲いています。
次は東慶寺へ。境内に入ったところで梅のよい香りに迎えられました。
梅の花越しに重文の鐘楼を臨む。
木瓜の花が黒い塀に映えてきれい
こちらのしだれ梅はまだ若いので丈も低く、可憐な感じがします。境内にはこの他に白の
しだれ梅も盛んに花をつけていました。