鎌倉早春・東慶寺 [街歩き・旅(関東)]
からりと晴れ上がった一日 鎌倉へ向かいました。藤沢へと向かう小田急線の車内から
見える富士山がとてもきれいでした。
北鎌倉の駅はこののんびりした感じがなんともいえずいいです。ほっとします。
円覚寺側の出口には自動改札がないのでSuicaはこれにピッとします。切符は窓口に
置かれた箱の中に自分で入れます。駅員の方はいるんですけどね。もうこういうのは
あまりお目にかかれなくなっているのでかえってうれしくなったりします。
まず向かうのは二週間ぶりの東慶寺。
梅はもう終わり、春の花が咲き始めています。白木蓮も盛りを過ぎているようです。
山門をくぐってすぐ右手には桜が。クリスマスローズやクロッカス、水仙がきれい。
二週前にはこんなにきれいだったしだれ梅も ほら、このとおり寂しい姿に
墓地へと向かう途中に切り通しのような場所があります。うっかりすると通り過ぎてしまい
そうな何の変哲も無い岩肌の間にお地蔵様がおわします。
近づいてみればこのとおり。びっしりと葉っぱのようなものにおおわれているのがわかり
ます。苔でもなし、じっと見つめていると気持ちが悪い・・・?
これは「いわたばこ」です。
東慶寺のこの場所は群生地として有名です。境内の奥のほうは日陰も多く、湿った
場所にシダ類も多く見られます。いわたばこにはそういう環境が向いているそうです。
梅雨の頃には紫の小さな花を咲かせます。葉がタバコに似ているからその名がついた
そうですが、タバコの葉ってこんな感じなのでしょうか…? 写真は二年前のものです。
花が咲いている時はお地蔵様も心なしか優しげな表情に見えるような^^
ツバキは落ちてからも絵になりますね。
空気はまだ冷たいけれど光はもう春のもの
境内脇にある「喫茶 吉野」
開け放たれたドアからのコーヒーのよい香りに誘われてひと休みすることに。
わたしたち以外は女性の一人客ばかりでした。観光地なのに静かで落ち着いた喫茶店です。
「おとな向き」ですね。