豆かん いり江 [甘味処]
ブログ冬眠中も相変わらず観劇のために時々上京、空き時間であちこちうろうろ街歩きを楽しんでいました。
今日はその中から門前仲町の「いり江」です。
HPによると元々は寒天の製造をされていて昭和45年に甘味処を開店されたそうで、それだけに寒天には
こだわりがあるようです。
お店は地下鉄門前仲町の駅からすぐ、深川公園、深川不動尊の近くにあります。
店内は清潔でさっぱりとなかなかいい感じ。ご家族で経営なさっているようです。
ちょうどお昼どきでお腹もすいてきたのでまずは温かい「ごまきしめん」を注文。
七味を添えていただきました。ごまがきいたスープで暖まります。これは冬場限定メニュー。
そして本日のメイン。豆かんです。わざわざここまでやってきたのはこれを食べるため。
浅草「梅むら」で豆かんのおいしさを知ってからというもの地味なことこの上ない豆かんが大好きになって
しまいました。でもゴリゴリしない赤豌豆で尚且つ寒天もおいしいお店ってそんなにないんですね。
写真が暗くてわかりにくいのですが寒天が見えないくらい器いっぱいに豆豆豆…
蜜は黒と白を選べますが迷わず黒蜜で。
おもむろに蜜を回しかけてひと口。
豆はふっくらと柔らかくて期待通り。寒天も口にいれるとほろりとくずれます。
蜜はしっかりとした甘さを感じました。いっきに食べ終えて器の中を見たら、丁度蜜もなくなっていました。
多過ぎず少なすぎずぴったりの量。 難点はお値段がちょっと高めということでしょうか。
それでもおいしかったので奮発してお土産用に2パック購入。
お土産といってもσ(^_^;) ホテルの部屋で夜と朝に。カロリー低いから…^^;
お天気もよかったのでいり江を出てから深川不動尊に向けてぶらぶらと歩いてみました。
深川不動尊は成田山のご本尊である不動明王を江戸でも参拝したいという気運が高まり、1703年
(元禄17年)に初めてご本尊の江戸出開帳が行われたことがきっかけとなってできたそうです。
おまいりした後内仏殿に入ってみましたが、あまりにも多くの仏様に半分くらいのところで退出。
この日は15日で、深川不動尊の縁日でした(毎月1・15・28日)
参道だけでなく永代通りにも多くの露店が並び大勢の人で賑わっていました。
おせんべい屋さん、そしてここにもあった和菓子の「伊勢屋」などなど気になるところもあちこちに。
「近為」には長い行列。時間が許せば並ぶところだけれど。
下町らしい風情の残る商店街で人の流れにのって歩くだけでも楽しいです。
不動尊の隣といってもよい場所にあるのが「富岡八幡宮(深川八幡)」で、写真にもあるように江戸最大の
八幡宮です。また勧進相撲発祥の地でもあるので境内には相撲にちなんだ碑などが建っています。
不動尊と同じ日程で縁日が開かれるため本殿前にもたくさんの露天が。
参道鳥居そばには深川めしの「深川宿」 一度食べてみたいけれど気軽に入れるお値段ではなし。
この次は誰かを誘って来てみようかしら。
この日は夜にベニサンピットで観劇予定だったので清澄庭園でひと休みしながら森下まで歩いてみるつもり
でした。地図で見る限りでは充分歩けそうだけど実際はどうだろうと「いり江」でたずねてみると、道案内の
他に森下情報も教えてくださいました。
というわけで、次回はここから森下に向けての街歩きです。