芳光 3月 [和菓子(名古屋周辺)]
3月の和菓子といえば私の中では「わらびもち」なんです。
今年は「こまき」のも食べられないので久しぶりに芳光のわらびもちを、と思い立ちました。
お店に行くのは名古屋に来てからまだ2度目。
考えてみると東京にいた頃のほうが食べていたかも。近いといつでも行けると思ってしまい、かえって
行かなくなってしまうのかもしれません。
土曜の午後でしたが運よくわらびもちはまだ残っていました。ふるふるとした柔らかさは相変わらず、よく
さらしたこしあんも口のなかでスッと溶けてゆきます。
この味でこのお値段なら納得、いや他店のわらびもちのことを考えるとむしろお安いといえるのでは。
『ひとひら』
今年の名古屋の桜は22日に開花が確認されました。まさに季節にぴったりのお菓子です。
淡いさくら色のういろう製で中にはみそあんが入っています。控え目なみそ味はほんのりした外観に意外に
合っていると思いました。
蝶をかたどった薯蕷まんじゅうです。うすい黄色が春らしく、中はつぶあんです。あんが少なめなので薯蕷の
皮が好きな私にはよかったかな。
『羽二重餅』と書いてありましたが「椿餅」ですね。
一般的には道明寺製のものを2枚の椿の葉で包んだものを指すようですが、芳光のはふわふわの羽二重餅。
外側に葛(?)がけ、中は粒あんです。全体に甘味が強いので私はちょっと…と感じました。
もっとも椿餅はどちらのも甘いようですが。
定かではありませんが葉が1枚という点も以前に見た一幸庵の椿餅と似ているように思います。
椿餅は2月のお菓子のようですがこの日(3/15)はまだ販売されていました。
お店の隅に「ご自由にどうぞ」と置かれていた「割れカルメラ」
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