せともの祭

　　　　　　　　　　

久しぶりの名古屋近郊街歩きです。

今日（９月１３日）明日と瀬戸市で「せともの祭」が開催されています。
一年以上が経つというのにまだ「瀬戸市ってどのあたり？」という情けない土地感覚。
慌てて調べてみると、自宅から瀬戸市まで車なら３０分あまりで行けるらしい。
途中寄り道をしながらお昼前に到着。

　　　　　　　　　　

瀬戸川の両岸にテント張りの出店がずらり。この時点ではまだそれほどの混雑ではなく、ゆっくりと見てまわれる
状態でした。
ただ家を出る時は曇り空だったのに現地についたら夏が戻ってきたような強い日差しとものすごい暑さに早くも
体力勝負になりそうな予感を覚えつつテントを冷やかして歩く。

後方の丸い建物は「パルティ瀬戸」　再開発でできたビルで商業施設と公共施設が入っています。
とても目立つ形なので歩いている途中にランドマークにできて便利でした。その手前に見えるのが名鉄尾張瀬戸駅。






　　　　　　　　　　

尾張瀬戸駅です。数年前に新しくなり、趣のある以前の駅舎は近くの「瀬戸蔵」という焼き物の観光施設の中に再現
されているそうです（時間がなくて見れず）
登り窯をイメージしたという新しい駅舎。ひとつ上の写真とあわせてみるとなるほどそれらしい作りです。
名鉄の赤い車両ってちょっと昔風な感じで好きです。そんなに乗ったことはないのですが。







　　　　　　　　　　

特徴ある建物は「丸一国府」という名前の陶器屋さん。
明治４１年頃の建築というこちらの店舗は犬山城を模して作られたそうで、さながら天守閣のような望楼がいやでも
目をひきます。白い雨戸を外すと円形の窓が現れ、眼下に街を一望することができると先日のテレビでも紹介
されていました。　まさに殿様気分を味わえるのだとか。







　　　　　　　　　　　　　　　

パルティ瀬戸の前の通りは「窯神神社」の参道へと続いています。
この神社は江戸時代にこの地に生まれた陶工・加藤民吉を祀った神社です。民吉は当時磁器の高い技術を
持っていた有田から技術を伝えたとして瀬戸では「磁祖」として崇められている人物であり、せともの祭りは
民吉の偉業をたたえて始まったものだそうです。
（有田から技術を持ち帰ったことで瀬戸が後に有田を脅かす存在になり、それぞれの立場によって評価が
分かれているようですが）







　　　　　　　　　　　　　　　

狛犬も陶製。　金網で覆われているのは破損防止のため？　ものすごく実際の犬っぽい姿形です。







　　　　　　　　　　

神社はかなりの高台にあります。右下に見えるのがパルティ瀬戸。その左にずらりと並ぶテントが見えます。






　　　　焼き物の里らしく陶器を埋め込んだ垣根。

　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　

銀座商店街。歩いていると時代をさかのぼったような感覚を覚えます。
狭い通路とアーケード上方の照明のオレンジが昭和っぽくて懐かしい感じだし、クネクネと微妙な曲がり具合
なのもおもしろい。
今日はお祭りなので押すな押すなの人通りですが、普段のすいている時に歩いてみたい。店舗ウォッチングも
なかなかおもしろそうです。






　　　　　　　　　　

塀や玄関口にさりげなく陶板が飾られているのはさすが。
せともの祭り会場から少し離れるととても静かな街でした。細い路地もたくさんあって街歩きフリークには
楽しみな場所のようです＾＾；

法雲寺の陶製の梵鐘や深川神社の陶製の狛犬（重文）、登り窯など見所も多く、これはまた来る価値あり
の思いとともに帰路につきました。
夜には花火大会もあるのですが、何しろ暑くてもうそれまで我慢できない(><)







　　　　　　　　　　

おびただしい数のテントやお店があるけれどこれは自分の好み！と思えるものってそう多くはないのですね。
結局買ったのは２種類、３点だけ。
手前のは微妙なゆがみ具合と深さが気に入って、正方形でシンプルな白いプレートはものすごく安かった♡

食器も好きな物、使いやすいものを残して少しずつ整理しています。
腕のつたなさをカバーできるおいしそうに見える食器は大切だなと最近思うようになりました＾＾；







　　　　　　　　　　　　　　　

瀬戸市の隣、尾張旭市で見かけた看板。
「ショッピ」…！
「ショップ」でもなく「ショッピングセンター」の一部が抜け落ちたのでもなく、どうやら正式名称のよう。
スーパーらしいのですが、これ一度聞いたら忘れないわ。多分。　　　　　　


　　　　　　　　　　

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