あじさい 鎌倉 [街歩き・旅(関東)]
週末の鎌倉は梅雨だということを忘れてしまいそうなほどの強い日差しの一日でした。
北鎌倉の駅に着いたのは11時半少し前。
反対側のホームはカメラを構えた人でいっぱい。どうやらこのあとすぐに「横浜レトロ号」が
やってくるらしい。
せっかくの機会だからと電車を降りてカメラを向けました。 北鎌倉は通過なのであっという間。
何とかフレームにおさまってくれました。
横須賀線開通120年の記念イベント列車なのだそうです。
とにかく観光の人と鉄ちゃんたちで狭いホームは大混雑。
考えてみるとシーズンの土日に鎌倉を訪れるのは初めてのこと。
多少は混むだろうと思っていたけれど、これほどの混雑だとは…甘かった。
有名どころのあじさいはやめておこうと次の電車でとりあえず鎌倉駅へ。
できるだけ人の少ない場所をと考えて大町方面を目指すことにしました。
まずは本覚寺へ。
本堂横の紫陽花もこれだけ強い日差しの下では少し色あせて見えるような気がします。
ひどい雨はいやだけれど、やはり紫陽花には雨が似合う…と勝手なことを考えながら
妙本寺へ向かいました。
本覚寺を出てまっすぐ歩けばほどなく妙本寺に突き当たります。
ここは鎌倉時代の初めに北条氏に滅ぼされた比企一族を慰霊する日蓮宗のお寺で
創建は1260年。境内には比企一族のお墓があります。
鎌倉駅周辺の混雑もここにはなく、訪れる人はそう多くはありません。
木漏れ日の中、うぐいすの声が聞こえる境内には涼しい風が通り抜けて汗が一気に引いて
ゆきます。
写真は二天門でこの奥には堂々とした祖師堂があります。
門をくぐったところでノウセンカズラの花が咲き始めていました。
有名どころに比べればあじさいの数は決して多くはありませんが、訪れた人たちは静かに
思い思いのペースで写真を撮ったり祖師堂の階段に腰掛けて休んだり。
ありがたいことに境内は自由に散策することができます。
昼食は大町の「祥の家」さんで「釜揚げしらす親子丼」
お吸い物と香の物がついて1050円。ボリュームもあって美味しかったです。
お昼のメニューはこのほかに「海鮮づけ丼」 迷いましたがこちらも美味しそうでした。
ハリマオロッジ H&P(骨董とカフェ)
この界隈はお寺以外にもカフェや食事どころがいくつかあって時間が許すならもっとゆっくりしたい
場所です。 今度来る時には…っていつのことでしょう^^;
民家の前や道端にもさまざまな花が咲いていて、鎌倉は散歩にはぴったりの街だといつも
感じます。
美鈴で和菓子を求め、雲母で白玉を食べて(さすが土曜日、1時間も並びました!)
今回もいつもと同じコースで鎌倉散歩は終わりました。
英勝寺前の紫陽花
拝観したかったのに雲母で並んでいる間に閉まってしまいました(午後4時まで)
鎌倉駅のホームから見える「ホテルニューカマクラ」
鎌倉で宿泊することがないので今まで気に留めていなかったのですが、この建物の玄関が
映画「おと な り」で使われ、主人公の部屋の雰囲気もこのホテルが参考になっているそうです。
大正時代の建物で開業以来さまざまな紆余曲折を経て現在は素泊まりのホテルとして営業
しているようです。乙女受けしそうなホテルです。
映画はといえば、観ようと思っているうちに気がついたら26日で終わっていました…