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栗きんとん食べくらべ [和菓子(名古屋周辺)]


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      もう少し栗きんとんの話題におつきあいください。

      恵那駅前の観光案内所に市内8店の栗きんとんがひと箱に入った「栗くらべ」という
      商品を見つけました。
      中津川でも6店の同様のものがあるようなのですが、先に見つけたこちらを購入することに
      しました。

      おそらく繊細な味の違いはわからないだろうけど、それでも一度にいろんなお店のを食べ比べる
      ことができるとはなんという贅沢。


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      (1) 恵那 寿や
          名古屋のデパートにも出店している有名店。  甘味は控えめでしっとりしています。

      (2) 菊水堂
         寿やよりも少し水分は少ないような感じがしましたがその分ホクホク感あり。
         「傘岩まんじゅう」というお菓子を買いに立ち寄ったのですが店内に栗の香りが立ち込めて
         いました。

      ※上記の2つは断面の写真を撮る前に食べ終えてしまいました。


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      (3)菓舗 ひとつばたご
        栗の黄色い砕片がはっきりとわかります。

      (4)良平堂
        8種類の中で一番白い外観です。きめが細かく砕片はほとんどありません。
        渋皮の一部のようなものが見えます。
        
     
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      (5)恵那 川上屋
        こちらも超有名店。 きめが細かくホクホクして栗の味を強く感じます。

      (6)大木菓子舗
        全体に栗の砕片が入っていて野趣あふれる感じです。
        なかなかおもしろいと思います。


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      (7)三久
        栗の砕片は一番大きい。 栗の味はするのですが全体にぼんやりした印象です。

      (8)松浦軒本舗
        栗片は小さい。和三盆を使用。上品な感じ。

      
      どれもそれぞれにおいしかったのですが一つ選ぶとすれば私は「ひとつばたご」でしょうか。
      もっとも帰宅してから食べたので、出来立てを食べていたらまた違う印象を持つのかもしれません。




         
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      「からすみ」といえばボラの卵巣から作った珍味を思い浮かべますが、中津川周辺でいうからすみ
      はお菓子のことなのです。

       米粉で作った棹物の蒸し菓子で、昔から雛祭りのお供えとして作られていたそうです。
      
      からすみという名前は形が唐の墨に似ているから、或いは珍味のからすみが一対であることから
      子宝の象徴としてお供えされたなどの説があるのだそうです。
      
      愛知県で雛祭りに作られる「おこしもの」を連想しました。
      米粉を蒸して作るところも似ています。

      おこしものと異なる点はからすみにはすでに砂糖が入っていて甘いところでしょうか。
      ういろうよりは歯ごたえがあり、甘さは関東のすあまのような感じです。
      長さは17、8センチほど。
      適当な大きさに切ってそのままいただきます。

      中津川駅前の「佐和家」さんで購入しましたが、砂糖だけのシンプルなものの他に
      ゆず、よもぎ、黒糖、くるみなどのバリエーションがあります。

  
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      写真はクルミです。
      断面は富士山の形をしています。縁起物としてふさわしいですね。

       口に入れてかみしめているうちにおいしさが広がってきます。
      今風なおいしさではありませんが、素朴で懐かしい味がします。
      こういうお菓子もたまにはよいものですね。

 


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