犬山おさんぽ [建物]
名鉄の駅で「秋の犬山キャンペーン」のパンフを見て「そうだ、犬山行こう!」と思い立ちまして…
犬山といえば明治村には行ったことがあるものの城下町を歩くのは初めてです。
駅の観光案内所でキャンペーンの冊子をもらい(市内の各所で優待が受けられる)お城を目指します。
観光用に整備された通りもありますが昔ながらの建物もそこここに残っていて、歩くのにちょうど
よいサイズの街だと感じました。
駅から西に向かい、本町の信号を右に折れると高台に犬山城天守閣が見えてきます。
想像していたよりもかわいらしいものでしたがやはり見えると「おぉっ」と声が出ますね。
犬山城は1537年創建の現存する日本最古の木造天守閣で姫路城、彦根城、松本城と同じく
国宝に指定されています。
そしてこのお城は今から6年前まで個人の所有されているものだったのです。
維持、管理と想像するだけでもう…すごいですね。
天守閣からは眼下に木曽川の流れ、そして目を転じれば金華山、名古屋セントラルタワーズ
などものぞむことができます。
お城から歩いてすぐの庭園有楽苑の敷地内にはこれもまた国宝である茶室「如庵」があります。
信長の実弟である織田有楽斎が建てた茶室だそうで、窓からですが中を見ることができます。
そして隣に建つ正伝院書院では庭を眺めながらお茶をゆったりと楽しむ。
ちょっとしたぜいたくですね。
江戸時代の商家「旧磯部邸」
「起り屋根(むくりやね)」という緩やかなカーブを描く屋根が特徴のとても美しい建物です。
犬山で最も栄えた商家だったそうでこの屋根はうだつと同じように富の象徴なのだとか。
江戸時代は間口の広さで税金が決まっていたので間口はあくまで狭く、奥行きを深くとった
作りになっています。奥には蔵が3つ残っておりギャラリーとして使用することもできるようです。
散歩途中に食したりおみやげに買ったりした和菓子です。
(左) 犬山名物「げんこつ飴」
きなこと水飴と砂糖を練りこんだものですが歳とともにこういうお菓子にひかれるようになって
きました^^;
で、2軒並んだ「藤沢製菓」と「高田屋製菓」でひとつずつ購入
前方の高田屋のものはソフトタイプで甘味もしっかり、後方の藤沢のものは昔ながらの
固めのものできなこの甘さも控えめでした。
(右上) 山田五平餅の五平餅
中津川と同じように団子タイプです。
焼きたてを店頭でいただきます。お茶のサービスもうれしい。
(右下) 松栄本店の「尾張犬山城で餅」
シンプルな羽二重餅 こちらでは栗きんとんもいただきました。
またまた店頭の床几で、お茶も出してくださいました。
「もみじのかんざし」 桜屋菓舗
煉切のモミジ、羊羹のイチョウ、洲浜の松かさがかんざしのように。
見て楽しめるお菓子になっています。
同じく桜屋菓舗の「マロン」
和菓子なのに英語の銘というのがおもしろくて1つ購入。
密煮の栗の中はさらりとしたこしあんです。
自宅から犬山までは1時間ほど。
今回は時間の都合で行けなかったところもあるので機会をみつけて再訪したいです。