黄昏にカウントコール [観劇]
風間杜夫アーカイブスシアターVol.1 「黄昏にカウントコール」
作・演出:長谷川康夫
出演:風間杜夫 麻生かほ里 今井あずさ 園山晴子 留守晃 真山章志 木村靖司
小此木麻里 伊達暁
新宿 紀伊國屋ホール
何の予備知識もなく観劇。
去年も7月は「Last Show」「大銀座落語祭」と風間杜夫だったっけ。
ダンススタジオの窓とレッスン用のバーのみのシンプルなセット。
始まりはごく普通の雰囲気で伊達暁のモノローグから。
続く30分は女性3人のダンスとハイテンションのおしゃべりの応酬。
このあたりでこちらのテンションがスッと下がってしまった。
寂れたダンススタジオで1人の男のために20年尽くしてきたという設定を見せなきゃ
ならないので必要なやりとりなのかもしれないけれど、テンポが…ダンスもなんだかなぁ…
客席からは結構笑いも起きていたけれど、自分の笑いのツボとは違っていたので笑えな
かったし。
伊達暁の冷静な息子とすべてにおいて熱い風間父とのやりとりの中にキラッと光るせりふ
もあるのだけど、登場人物の大半に共感を覚えることができなくて心に飛び込んではこな
かった。
どうも相性の良くない作品だったようで。