天満敦子コンサート [観劇]
東京オペラシティコンサートホールで行われた天満敦子さんのヴァイオリンコンサートに行って
きました。
隣の新国立劇場には何度か行ったことがあるものの、オペラシティ側は初めてです。
初台の改札を出るあたりから歩いている人たちの服装が違う。みなさんきちんとしていらっしゃる。
お昼の部でよかったとほっとしつつ、美しい吹き抜けの空間を抜けてホールへと上ってゆきます。
今日のコンサートはNPO法人の「難民を助ける会」主催のチャリティコンサート。
入口には加藤タキさんたちが立ってご挨拶や募金の案内をされています。
会の活動の様子もパネルなどで紹介されていてとても華やかな雰囲気です。
天満敦子という名前は聞いていたものの実際に演奏を聴くのは今日が初めてです。
冒頭のご挨拶からフランクなお人柄が感じられてとても好ましい印象を受けました。
今回のゲスト(協演)はさだまさし。
クラシックのホールに緊張するさだに向かって「パパのやりたいように」と発言。
??…の聴衆。
聞けばさだの息子大陸君のヴァイオリンの先生であるということで、普段はパパと呼んで
おられるのかも。場内に笑いが起きました。
第一部
バッハ : アダージョ 天満敦子
案山子 さだまさし
精霊流し 天満敦子&さだまさし
無縁坂 天満敦子&さだまさし
風に立つライオン さだまさし
ヴァイオリンの違いで聞き慣れた曲がこんなにも違うものになるのかと驚きました。
ゆったりと伸びやかな調べがとても素敵。
第二部
カタロニア民謡/カザルス : 鳥の歌
イギリス民謡 : グリーン・スリーヴス
シューベルト : アヴェ・マリア
バッハ : シャコンヌ
ポルムベスク : 望郷のバラード
第二部には美智子皇后がおいでになりました。
ピアノの伴奏のない、ヴァイオリンだけの調べが真っ直ぐに心に届きます。
5曲を一気に演奏。
「望郷のバラード」が本日のメインなのでしょうが、私はバッハのシャコンヌがとても印象に
残りました。
アンコールは好きな曲ですというコメントと共に再びさだまさしと「秋桜」を。
最後までいらっしゃった皇后様を全員で拍手でお見送り(これもはじめての経験!)
直接には何もできなくても、コンサートに行く・募金をするなど自分にできることをできる範囲
で続けることに意味があるのですね、きっと。