「売れてる」すなわち「美味しさの証し」…? [和菓子(その他)]
デパートに行けば和菓子売り場を徘徊するというのが近頃の習いになってしまいました。
というわけで都内某デパートをうろうろ。
入口のそばのお店に人だかりができていました。
小ぶりでかわいらしい和菓子がいくつも並んでいます。
生菓子から干菓子・カップ入りの白玉などのデザートまで実にさまざま。
80円からと値段もそれほど高くないし、試しにと列に並んでみました。
「一つずつ」というオーダーの仕方にも近頃はすっかり慣れてしまい、もう平気(^_^)v
全部で6種類買いました。
まずはみたらしと草だんご。
よもぎの香りは豊かです。みたらしはごく普通。1本84円という金額は安いように感じますが
この大きさ(ちっちゃい)を考慮すればむしろ高いんじゃないかっ!? と家に帰ってから
気づく。
つきたてのおもち。
よけいなものが入っていないというのはわかりました。すぐに硬くなったから。それはOK
見た目のかわいらしさを狙ってのことだと思いますが、本来は食べるということを主にすべき
だからあんこがもう少し多いほうがいいんじゃないの?
確かにこの姿はかわいいわ。 けど168円はどう考えても高いよ、と帰ってから気づく。
「イガグリを使ったお餅です。上にかかったペーストにもイガグリを使っています♡」
というお嬢さんの説明を受けて購入。
和栗とか丹波産の栗とかなら聞いたことあるけど、イガグリって種類じゃないよなぁと心の中
で軽く突っ込んでみたけど口には出さなかった。とっても感じのいいお嬢さんだったから。
これも見た目のかわいさだけだったと帰ってから気づく。
かぼちゃ餅
周りは道明寺。関西版さくらもちのかぼちゃバージョンというところですね。
小ぶりで見た目はとってもかわいい。けど中のかぼちゃは<餡>になっていなくてあくまで
<かぼちゃ> 口の中で道明寺とかぼちゃのペーストが別々に感じられておいしくない。
食べた印象がお菓子じゃない。189円也。選択がまだまだ未熟だったと帰ってから気づく。
以上、文句ばかり書き連ねてきましたが、「桔梗重ね」という銘のこの生菓子。
これは美味しかった。紫の色も品よくきれいです。262円という値段も納得できる。
生菓子はこれ一種類しか残ってなかったので断定できませんが、なんでも老舗の和菓子屋
さんがプロデュースしている新しいお店だとか。生菓子がおいしいのもうなずけます。
大福やおはぎも並んでいたのにそちらを買えばよかったのだと帰ってから気づきました。
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全国的に有名でお遣い物にも多用されるお店なのに、いただくたびにがっかり。そういうお店
が少なくありません。 そのままで美味しい果物を何故にそんなにむごいまでに加工する!?
加工してびっくりするほどのお値段をつけるのぢゃ! といつも感じるあの有名店。
昔はとても美味しかったのに全国展開するようになってから私のような素人でさえ味が落ちた
んじゃないかと感じる関西のあのお店。
わたしはそういうお店を「お商売上手」とひそかに呼んでいます。
好きなのはやっぱり街のふつ~の和菓子屋さん。
街の和菓子屋さんバンザ~イ