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ダム・ショー [観劇]


   

『ダム・ショー』

作:ジョー・ペンホール
翻訳:常田 景子
演出:鈴木勝秀
出演:浅野和之 浅野温子 鈴木浩介
2006年9月1日~17日(日)
シアタートラム


          * * * * * * * * * * * *
「報道の義務」を盾に他人のプライベートを暴きたて、時には捏造まがいのスキャンダルを
流すことも辞さない。行過ぎたマスコミの現状を鋭く描き、そこにうごめく人々の赤裸々な欲望
を舞台上にさらけ出す。
嘘、裏切り、怒り、哀れみ、パニック、ジレンマ。あふれ、ぶつかりあう三人の感情と愚かさは
事態の深刻さとは裏腹に滑稽にさえ見え、やがてすべてはブラック・ユーモアに満ちたポップ
な「ショー」の様相を呈する。のぞき見気分の観客も、いつしかショーの参加者に、いや、明日
はあなたが出演者かもしれない・・・・・・
                             ~チラシより~
          * * * * * * * * * * * *


目を惹くチラシと出演者の顔ぶれに早々にチケット購入。
浅野和之は観て外れはないだろうし、鈴木浩介は以前堤真一・草なぎ剛のドラマに出ている
のを観たときから気になって以後いくつかのドラマをチェックしていた。浅野温子もどんな風な
のか楽しみ。ということで事前には期待していた。

ただこの日はマチネに1本見た後、3時間半という空き時間をつぶすのに少々苦労したせい
で疲れが残ってしまった。翻訳ものだしなぁ…始まる早々いやな予感が…

案の定睡魔におそわれること数回。大声でハイテンションのせりふの応酬が続いているにも
かかわらず。そういうわけで全部の流れを把握することができなかった。大失敗


高級ホテルの一室。人気コメディアンのバリーに言葉巧みにショーへの出演をはたらきかける
銀行員のグレッグとリズ。いたれりつくせりのサービスと高額のギャラを提示する。
彼らは実は銀行員ではなく、有名人のスキャンダルで食べているマスコミ人。

しぶしぶながらも承諾したバリーはショーの当日ホテルの部屋でリズの仕掛けた罠にまんま
とはめられる。お酒を飲み口が軽くなったバリーは私生活を洗いざらい話してしまう。
家庭のこと、ドラッグのこと…  あげくに誘惑に負けてリズに手を出そうとする。
その一部始終が隠しカメラに収められていた。

バリーは妻を亡くし、すべてを失う。 
しかしリズがやったことは仕事として当然のことであり、彼女は今後もそうして生きてゆく。

記憶があちこちとんでいて結局何が言いたかったのかがわからずじまいになったのが残念。

浅野温子が常にかつらをつけていることにも意味があるのではないか?
素の自分に戻る時しか外さない、虚飾の意味が込められている?

終盤のバナナの扱いも正直よくわからなかった。
浅野和之が食べかけのバナナを落とした時はハプニングかと思ったが、どうやらそうではない
らしく、直後に浅野温子も同じように落とす。
二人とも拾ったバナナをハンカチで丁寧にぬぐい、再び口に入れる。
地に落ちて汚れたプライドの象徴…?  むずかしい。

全部をきちんと観ていればそらなりの答えがでたのだろうか。

 

 

     



四月に「四谷怪談」の南番・北番を連続で観たときにはこんなことはなかったので、ダブルの
時には演目をしっかり考えなければいけないと思った。
来月にも同様のスケジュールが決まっている。しかもこれまた二本目が翻訳物というパターン。
今回の二の舞にならないよう事前にコンディションを整えておくことにしよう。



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