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神戸(御影)の和菓子 [和菓子(関西)]


神戸という街はやはり洋菓子のイメージの強い街ですが東の方の御影(みかげ)には
古くからの和菓子屋さんがあります。

1801年創業の神戸で一番古いといわれる「虎屋吉末」と1868年創業の「常盤堂」です。
虎屋吉末は酒蔵が多くあった場所柄からか酒まんじゅうがおいしく、常盤堂はこの時期だけ作ら
れる栗蒸し羊羹がとてもおいしい(と勝手に思っています)

そして最近知ったのですが御影には巨大な和風ロールケーキがあるらしい。
一人や二人では絶対に食べきれないほど大きいという。その大きさに比して千円という値段が
これまた驚きだとか。一度見てみたいという欲求抑えがたく、幸い息子が近くに住んでいるので、
先週の熱海行の時に買ってきてもらいました。

 

 

          

 

タバコの箱と比べるとその大きさがわかっていただけるでしょうか。
その存在感たるやハンパじゃない。
普通のラップでぐるっと巻いただけというのもワイルドだし、上に貼ってある日付が賞味期限
じゃなくて製造日というのもいいなぁ♡
誰もこんなの見たことない! ってことで結構盛り上がりました。



 

          

スリーサイズはなかなかのものです。体重は1キロは確実にあると思われます。
ものすごく重い。 予想をはるかに超えていました。


 


            

しかもロールケーキというのに巻けてないし・・・^^;
万年床の布団ををよっこらしょ!とたたんだ感じ。
どっしりと詰まった生地でスポンジというよりもカステラといったほうがふさわしい・・・と
思ったら、商品名は「カステラロール」というそうです。

 

 

 

昔懐かしいこの焼き目がとてもいいでしょ?    中には柑橘系のジャムが挟んであります。

旅館でナイフがなかったので、木綿糸をピンと張って「糸きり羊羹」の要領でカットしました。
デコボコして見えるのはそのせいです (^^ゞ

見た目の奇抜さばかりに目がいってしまいましたが、味はちゃんと美味しかったです。
ふわふわロールケーキとはちがいますが、カステラとジャムがとても合ってなつかしい味
のお菓子です。 これは和菓子ですね。

お店の名前は「安政堂」 
本店は阪急の岡本ですが阪神の御影駅にも支店があり、これはそちらで買ったものです。
これをくださいと言ったときに「店のおっちゃんが何やうれしそうやった」そうです。

 

 

もちろん大好きな常盤堂の栗蒸し羊羹も。

            

常盤堂の栗蒸し羊羹は二種類あって、これは「白妙」です。

 

            

白い部分は白小豆です。普段白小豆を使ったお菓子を口にする機会はあまりありませんが
白花豆のような豆くささがありません。
渋皮のまま煮た大粒の丹波栗がゴロゴロと入っていてとても贅沢。

 

 

            

あんの部分は小豆のものに比べるとあっさりなのに、渋皮付の栗に存在感があって
これが一番好きな栗蒸し羊羹になってしまいました。

 

            

ちなみにこちらが小豆の栗蒸し羊羹。これも大粒の栗が使われていてとても美味しいです。
ベタッとした感じがなく、ほっくりしています。


今年は大阪の「庵月」のと両方食べることができました。
どちらもこの時期だけの楽しみです。庵月の記事はこちら


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