最初の生菓子は [和菓子(名古屋周辺)]
名古屋には和菓子屋さんがたくさんあるようで、小豆好きにとってはなんとも
うれしいことです。
まだ「芳光」「美濃忠」「川口屋」「むらさきや」などへ出て行く余裕がないので
引越してから初めて買ったのは近くに支店のある「両口屋是清」のものになりました。
今まではデパートでしか買ったことがなかったので、干菓子や日持ちのするもの
ばかりで生菓子が置いてあるのは見かけませんでした。さすが地元。
銘は「花菖蒲」 葛の下からうっすらとのぞく紫のあんがきれい。
あんの中にはさらに道明寺がかくれています。
食べる直前に少しだけ冷やして食べるとおいしいです。
きんとんで銘は「芍薬の花」 備中の白小豆が使われています。優しい色合いですね。
最期は「葛やき」 あずきあんが練りこまれていて、葛のやさしさの中にもあずきの美味しさが
楽しめます。
引越し当日はリヨンのモーニングに続いて『名古屋を味わう 第二弾』としてみそ煮込みうどんに
挑戦しました。
たまたま目に付いた店に飛びこみメニューを見ると2千円以上! えっ、うどんのくせに…?
驚いたのもつかの間、前菜・おかわり自由の漬物(これがおいしかった)・そしてデザートが
ついての値段でした。だよねぇ…これなら納得。
みそ煮込みうどんの鍋のフタには穴がありません。 うどんがとても熱いのでフタにとって少しさまし
てから口にいれるそうです。うまく考えてあるなと感心。それにしても大きなフタです。
そして味噌煮込みのうどんはとても固いです。何の予備知識もなかったのでこれには驚きました。
一瞬生かとおもったくらい…
オーダーの時にお店の人が「当店の固さでよろしゅうございますか?」と確認したはずだわ。
名古屋の食はなかなかに奥が深いようです。