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神保町から神田味めぐり(2) [和菓子(関東)]


          

今日は和菓子編です。
最初は駿河下に店を構える「さゝま」さん。
デパートでは買うことができないので直接足を運ぶしかないお店です。
東京に住み始めてから口にした和菓子の中で印象に残った最初のものがさゝまの花びらもちでした。
その時一緒に入っていた松葉もなかもおいしかった。
以後今まで何度か食べましたが、お店に来るのは今日が初めてです。

 

  
  
   
銘は『藤』  うすいむらさきが透けて見えてきれいです。 求肥製で中はしろあん。

 

 

  
   『岩根つつじ』  緑が少々きつい気もするのですが、新緑の季節だから敢えてあざやかに
   してあるのかしらと思います。

 

 

          
          『木の芽田楽』  本物そっくりのおもしろい一品。
          木の芽とみそあんの下は白い求肥です。

 

 

   
   『清流』 初夏らしい風情のお菓子です。きらきらと輝く水面を写し取ったようです。
   水流の部分は葛が使われています。下の羊羹は黒糖のしっかりした味で私はこれが
   最もおいしいと感じました。

 

 

          
          定番の『松葉最中』 
          空也のものに比べると皮の香りは控え目になっていると思います。
          その分あんとの一体感はこちらの方があるかな、と。
          最中嫌いの人に食べてほしい。
          (ちなみに私は空也派なんですけど・・・^^; )

 

 

 

         

次に向かったのは神田須田町。名店てんこもり地帯にある「庄之助」さん。
大相撲立行司、二十二代木村庄之助の息子さんのお店だそうでHPはもちろん、店内も相撲色の
濃いものになっています。
大相撲のポスターが貼ってあったり番付が置かれていたりして見ている
だけでも楽しい。 店構えも庶民的でふらっと入りやすい雰囲気です。

 

 

          
後ろ左から「懐中しるこ」「麩まんじゅう」 正面が店の名前をつけた「庄之助最中」です。
おすすめはつぶあんの最中。庄之助さんのあんこは本当においしいです。

 

 

          
おしるこも軍配の形をしています。 懐中しるこは保存がきくので冬場は結構買い込むのですが
このしるこはあんがたっぷり、とろりとしていて満足感大です。

 

 

          
前回訪れたときは売り切れで買えなかった「萬祝(まいわい)」  お赤飯です。
秋篠宮家紀子さまのご婚礼の時に宮中に納められたそうです。
小さく見えますがたっぷり1合はあり、注文するとおかみさんが塩と黒胡麻を別々に取り出して豪快に
振りかけてから包んでくださいます。  

どれにしようか迷っている間にもご近所らしいお客さんが訪れて少しずつ買っていかれました。
街に溶けこんだなくてはならない和菓子屋さんなんだろうなと感じました。
          


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