根津と両国 [和菓子(関東)]
谷根千で外せないもの、むさしやの大福・喜久月のあおうめ・芋甚のアイス・・・いろいろありますが、一つ選べと
言われたら(誰が言うのだ?)それはたい焼き。
一匹物のパリッとしたたい焼きは関西が絶対東京に勝てないもののひとつだと思います。
ここ「根津のたい焼き」はたい焼き御三家には入っていないそうですが私はここのが一番好きです。
(もっともまだかの有名な麻布十番の浪花家総本店のものは食べたことがありません…なんか
おじさんが怖いとかって話も聞きますし)
一年ぶりの柳屋さんはマンションの外壁工事の真っ最中でのぼりも窮屈そうにたなびいていました。
おっ、よく見るとのぼりの文字が変わっています。
去年までは柳屋の文字が入っていたんですね。 看板に合わせて字体もやさしくなっていますね。
持ち帰り用にビニール袋にも紙袋にも穴が開けてあります。蒸れないようにというちょっとした心遣いがうれしい
ですね。それでも熱々なので袋は濡れてしまいますが^^;
やや柔らかめのあんで塩味もそんなにきつくありません。これくらいの「ゆるさ」が好き。
一月前の上京時に両国の浪花家本店にも行ってみました。ここは麻布十番とは兄弟弟子の関係に当たるという
ことが店内に説明書きとして掲示されています。創業は明治42年といいますからそろそろ百年ですか。
場所は両国駅近くの横網公園の前、通りに面しているのでわかりやすいと思います。
住居表示を見て「さすが両国! よこづな1丁目だって!」と思ってよおぉく見たら「よこあみ」でした…(/´д`\)
そりゃそうだわ。考えてみたら私が子供の頃白黒テレビで見ていた大相撲の国技館は確か蔵前にあったはず。
「国技館=横綱」なわけないか。(調べてみたらやはり1984年までは蔵前でした)
両国駅は駅名の表示もこの通り。街全体が相撲なんですね。
それはさておき たい焼き。
「店内でたい焼きのみの飲食の場合はお一人2匹以上でお願いします。」と但し書きがあり、たい焼き形の
カゴに入って出てきます。
アップ
皮は薄くてパリッ 少し水分は少なめのように感じました。 心配していましたが2匹食べても胸焼けする
ようなことはなくおいしかったです。尻尾まであんこがきちんと入っていました。
店内には食事メニューもたくさん出ているのですが私がいた間にはたい焼きを食べる人たちしか入って
きませんでした。 やっぱりたい焼きは焼きたてが命。おいしさが違いますね。
おまけ
三崎坂の喫茶店「乱歩」のフロアマネージャー「三代目良介」クンです。
メガネをかけた風貌がなかなか様になってるでしょ。
この日は良介クンに取材が入っていて、たまたまその場に居合わせたお客(私ともう一組)にも写真を
撮らせてくださいました。
ぐずる良介クンにマスターが「後でビールをあげるから」となだめていましたが、ビールって…!
かなりユニークな店構えですが居心地はいいです