ひつまぶし

　　　　　　　　　　

先日元同僚たちがひつまぶしツアーにやってきました。
それはもうなみなみならぬ気合で午前９時２０分にはすでに名古屋駅にご到着。
最初のリクエストは名古屋名物モーニング体験です。　
とにかく近いところへということで、アソシア名古屋ターミナルホテル１Fの「カフェ・ジャンシアーヌ」へ。
実は私も何度も前は通っているものの入るのは初めてです。

ここのモーニングは飲み物代（５００円～）のみでパン・ゆで卵・バナナ・スープが食べ放題になります。
パンの種類も多く、トースターも用意されているので焼きたてのトーストも食べられます。これにはみんな
驚いていますた。この日はブラウニーもありました。ちょっと甘いものというのはうれしいですね。
紅茶を頼めばポットサービスなのでたっぷりと飲むことができます。
東京じゃ５００円だとコーヒーすら飲めない喫茶店も少なくないから、みんな喜ぶこと。おかわりもしっかり
していました。　ここが名古屋のモーニングとしてはどれくらいのレベルなのかはよくわかりませんが、とも
かくみんな満足したようです。

 

 

　　　　　　　　　　

ひつまぶしは熱田蓬莱軒に行きたいというので、少しくらい遠くても本店にしましょうということになりました。
たらふく詰め込んだパンの消化も兼ねて熱田神宮へおまいりです。
この日は今年一番の暑さだとかで、参道の木々のしたまでもねっとりとした湿気と暑い空気が入りこんでいて
これがあちこちで聞く名古屋の暑さなのかと実感。きつい・・・です。
ご神木の陰に大きな青大将が姿を現しているというので、居合わせた方たちと一緒にみんな恐る恐るのぞき
こんで・・・ちょっと涼しくなりました。

 

 

　　　　　　　　　　

熱田蓬莱軒（蓬莱陣屋）入口。　
明治６年創業ということで歴史を感じさせる建物。待つのを覚悟していたのに、ちょうど切れ目だったのかすぐに
案内されました。ただし二階席。景色を楽しむことができないのは残念ですが長時間待たされるよりはいいか。

 

 

　　　　　　　　　　

蓬莱軒に来るのが３度目というつわものもいましたが私はひつまぶしを食べるのは初めて。かなりのボリューム
です。なお、「ひつまぶし」というのは熱田蓬莱軒の登録商標なのだそうです。ということは他の店はそのままの
名前は使ってはいけないということですね。

 

 

　　　　　　　　　　

一緒に頼んだ「う巻き」　甘口で、でもだしがしっかりと効いていて尚且つふんわりしています。みんなで
「分け分け」しました。

 

 

　　　　　　　　　　

ご存知の方も多いでしょうが改めて食べ方を。　おひつの中味を４等分にします。　
最初の一杯はそのままで。
関東のように一度蒸してから焼くという方法をとっていないため鰻の弾力がしっかりと感じられます。
これは関西人にはうれしい食感です。　甘口のタレがしっかりとからんで美味しくあっという間に一杯目終了。

 

 

　　　　　　　　　　

二杯目は添えられた薬味と共にいただきます。　のり・わさび・ねぎ。ちょっと甘くなった口にわさびが効いて
どんどんお箸が進みます。

 

 

　　　　　　　　　　

三杯目はお茶漬けで。　蓬莱軒ではお茶のかわりにだし汁が供されます。これはこれでさっぱりして
おいしい。

四杯目は自分が一番美味しいと思える食べ方で。
私はのり・わさび・ねぎの薬味トリオでいただきました。深さのあるお櫃に入っているので見た目よりも
ずっとボリュームがあり、残さずに平らげてしまったのでおいしかったけど夜までこたえました。