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世田谷線探訪 [街歩き・旅(関東)]


          

ずいぶん日数がたってしまいましたが、念願の世田谷線沿線を下高井戸から三軒茶屋まで探検しました。
シアタートラムに行くときに必ず目に入る世田谷線のホーム。
赤・黄・緑などのカラフルな車体とのんびりゴトゴト進むおもちゃのようなかわいらしさ。
都電荒川線と同じような車両なんだけれど、沿線を流れる空気はこちらのほうがよりのんびりしているような
印象を受けます。
世田谷線は私の中ではドラマ「すいか」と分かちがたく結びついています。たとえ実際の撮影が全く違う場所
で行われていたにしても出来上がったものは頭の中にある三茶のイメージをそこなうものではありません。


世田谷線はどこまで乗っても140円という今どきめずらしい料金設定になっています。
そして一日乗車券にすれば何と320円!

3回乗れば元がとれるのです。ますます好きになるぞ世田谷線。
三軒茶屋から下高井戸まで10の駅があるのですが、全長はわずか5kmであることを初めて知りました。
駅と駅との間隔は長いところでも800m、三茶~西太子堂などの最短の区間にいたってはわずか300m
しかありません。全区間歩いても1時間半かからない距離なのです。

 

 

 

          

まず下高井戸まで一気に乗って、お約束の商店街チェックから。
京王線の駅も隣接しているのでとてもにぎやかで人通りも多い。そして安い!
何か食べたいねとあれこれ冷やかしつつ豆腐ドーナツを食べる。ふんわりあっさりと、大手チェーンのとは
一味違うやさしい味です。
ミニシアター系の作品をよく上映している下高井戸シネマもあります。
行列のできるたい焼き屋さんがあることを後で知りました。残念… 「たつみや」というらしい。

 

 

 

          

少し早めの昼食をTONINOで。窓の外を世田谷線が走ります。ボリュームたっぷりのペンネにちょっと胸やけ。
(洋物はどうも合わない身体になってるようです。

 

 

 

          
      
山下駅で下車、右手に小田急線の豪徳寺駅を見ながら山下商店街を歩きます。目的は「東肥軒」という
和菓子屋さん。東肥軒についてはまた日を改めてアップします。
で、その向かいにあるのが「豪徳寺煎餅」と書かれた上保商店。豪徳寺煎餅という名前にひかれて入って
みました。

 

 

          

たくさんの種類が1枚ずつ包装されて売られています。各々好きな物を少しずつ買い求めました。見た目は
固焼きのように見えますが口に入れるとそんなことはなくて食べやすいお煎餅でした。

 

 

 

          

再び山下駅にもどる途中に見つけた人形焼のお店にあったのがこれ。商品はよくあるようなマシュマロのお菓子
ですが、手書きのPOPにくぎ付けになりました。 
マショマル紅白うさぎ』 
 いいなぁ。 そして税込み110円という怪しげな値段設定も見過ごせません。
税抜き105円ですかい…?!  そしては安いと言いたいのか? 安いとは思えんが…
これだけ突っ込みどころ満載のPOPを見たら買わずにはいられない。紅白1つずつ買ってしまいました。
帰ってから開けてみたら「京干菓子」どころか大阪市天王寺区で製造されたものでありました。
赤いアンダーラインはやめたほうがいいと思いますよ○○堂さん^^;  これ私の他に買った人いるんだろうか。

 

 

 

          

小田急豪徳寺駅の辺りからは豪徳寺商店街になるようです。  途中にあったのが和菓子の「伊勢屋」
伊勢屋という屋号は本当にどこに行っても出くわしますね。もしかしたら一番多い屋号だったりして…
お団子1本食べました^^

 

 

 

          

          豪徳寺に到着。 井伊家ゆかりのりっぱなお寺です。

 

 

              

山門を入って左に新しく建てられた三重の塔にはお寺にゆかりの深い小さなネコが彫られています。

 

 

          

招き猫奉納所にはお礼参りで奉納されたおびただしい数の招き猫が。これだけ集まるとちょっと怖い気もします。

 

 

          
           大きいのから小さいのまで実にさまざま。

 

 

 

 

          

豪徳寺を後にして最寄の駅宮の坂へと向かいます。世田谷線には豪徳寺という駅がないのですね。
宮の坂駅のホーム横には旧型の車両が展示されています。
大正14年製造のこの車両は昭和44年まで世田谷線などで使用された後、昭和45年からは江ノ電に譲渡
され平成2年までの実に65年間も現役として走っていたそうです。

 

 

          

中は自由に見学できます。幼稚園帰りの子供達が遊んでいました。ちっちゃい弟が運転席から離れたくないと
お母さんを困らせていたりして、男の子はいつの時代も電車が好き。
立ち入り禁止で展示されているよりもこうして子供達が触れることのできる保存のしかたはいいなと思いました。
電車も喜んでるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

          

すぐそばにあるのが世田谷八幡宮です。この神社の注連縄は特徴があるなと思っていたら

 

 

 

          

境内にりっぱな土俵が築かれていました。かなり古いもののようです。相撲にゆかりのある神社なのでしょうか。

 

 

 

          

「力石」も奉納されています。<四拾八貫>の文字が見えます。力自慢の人がそれぞれ奉納したのでしょうか。

 

 

 

          

       狛犬も特徴的です。全体に優しい印象だなと思ってよく見ると下に子供がいるのですね。

 

 

 

          

ほらもう一方も。いちおう「阿・吽」にはなっているのですがとても優しい感じ。こういうのは初めて見ました。

 

 

 

 

          

上町~世田谷~松蔭神社前あたりは乗ったり下りたりしているうちに何だかゴチャゴチャになってしまいました。
さっき行った場所が次の駅から見えている…というような具合です。
写真はスーパーエキセントリックシアターの稽古場です。りっぱな建物です。この時は「熱海五郎一座」の公演中
でした(ずいぶん前だというのがバレバレですね) しっかりポスターが貼ってあります。
天然酵母のパン屋さ
んもあるとのことで行ってみましたがお休みでした。残念。

 

 

 

          

ふらふら歩いていて赤い看板に引き寄せられたのが「鹿港(ルーガン)」 何気なく行列に加わったのですが
午後の販売開始から30分位だったので肉まんを買うことができました。

 

 

 

          

皮もおいしくて中の豚肉もなかなか。でも関西人は蓬莱の豚まんを食べなれているせいでどうしてもそれと
比べてしまいます。蓬莱よりもおとなしめの味かなと思いました。ま、人の味覚はさまざまってことで。

 

 

 

          

松蔭神社 人も少なくて静かでした。境内奥に松下村塾のレプリカが建っています。 神社のすぐ前に和菓子屋
さんがありましたが今日はもう限界超えているのでパス。

 

 

 

          
       
この日は7時から渋谷で観劇予定があったので少し早めの夕食を「cafe Lotta」で。

 

 

          
店内も可愛いい雰囲気でおばさんたちにはちょっとそぐわないか…な  野菜をたっぷり使ったごはんは
おいしかったです。

 

 

 

          
          三茶に戻ってきてもうひとがんばり。濱田家まで歩いて翌朝のパンを仕入れる。

 

     
    黒豆がたっぷり入ったパン。 甘くなくて豆がしっかり味わえて好きです。残っていてよかった!


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