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二葉館 [建物]


          
名古屋駅市内のみどころを回るバス、その名も「なごや観光ルートバス メーグル」というのがあります。
最近テレビなどでも紹介されていて、手軽に利用できそうだし一度乗ってみようと思っていました。
周囲の人に聞いてみたけど知っていた人は一人もいない。
名古屋の人は基本的に車で移動するからバスはあまり利用しないのでしょうか。

メーグルは乗車券もバスの車体も金色です。シャチホコにちなんだ色なのでしょうか、「いかにも名古屋~」
な感じがします^^

 

          

さて、メーグルを利用して訪れたのが「文化のみち二葉館」
日本最初の女優といわれる川上貞奴が川上音二郎亡き後、福沢桃介と共に大正から昭和初期にかけ
て暮らした家を移築改修した建物です。
現在は名古屋市の管理の下でさまざまな企画が行われているそうです。
洋館部分に続いて写真の向かって左側には和室が増築された和洋折衷の建物になっています。

 

 

          

1階の大広間。外観写真の木に隠れた部分にあたります。
入ってすぐに寄木細工の美しい床と共に目に飛び込んでくるのが窓一面を使ったみごとなステンドグラスです。

 

 

          

          

 ステンドグラスは大広間だけではなく、館内のあちこちに使われています。絵柄に日本的なものを
選んであるのがおもしろいと思いました。

 

 

          

大広間の一隅には美しいカーブを描いたソファが設けられています。移築に当たり表側の布地は張り
換えを行ったそうですが、中のスプリングは当時のものを使用しているそうです。
隅々までに凝った造りであることが素人目にも感じられます。

 

 

                 

二階へと続く階段。
ステンドグラスをあしらった照明が取り付けられています。主の福沢桃介は「電力王」と呼ばれた人だけ
あって館内には豊富に照明器具が使われています。当時としてはとても贅沢だったに違いありません。
そして邸内にはもしもの時に備えて自家発電の設備まで設けられています。

 

 

          

二階から見下ろした階段。カーブが美しい。階段を上りきったところにも1階と同じステンドグラスを
使った照明がついています。

 

 

                 

女優としての貞奴の資料も展示されています。これは唯一残っている舞台衣装。
シアタークリエで上演中の「川上音二郎一座」を観る予定なので、貞奴の人生の一端に触れた気がして、
二葉館のこともひときわ興味深く感じられました。              


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