「徳太樓」と「寿 おがわ」 [和菓子(関東)]
夫の東京出張のおみやげ(というか実のところは頼み込んで買ってきてもらったものがほとんど)です。
上野うさぎや、空也、梅むら、徳太樓、おがわ…あぁもうこれだけ並んだ写真を見ているだけでむふふ♡です。
浅草寺から言問通りを渡ったあたりには梅むら、徳太楼だけでなくかりんとうの小桜もありますし、浅草は
他にもおいしいものがたくさんあって和菓子好きにはうれしいエリアです。
日曜が休みで土曜の営業時間も短い「梅むら」 今の私には訪れるのはまず無理なところです。寒い時期
なので持ち帰りも問題ありませんでした。
黒々とした豆はあくまでもふっくら、寒天はすっきり。黒蜜もやさしくて本当においしい。
おいしいと聞いていたものの食べるのは初めての「徳太樓」のきんつば。包装紙の中は経木様のもので包んだ
だけのあっさりしたものです。日持ちは製造日を含めて3日間となっています。
かなり小ぶりで測ってみると約3.5cmx3.5cmx2.5cm 6個入りです。
十勝産の小豆をよく晒してあっさりと炊き上げてあります。均一の薄い目の衣が美しい。少しつぶした小豆が
入っているのがかえって食べやすいと感じました。
すっきりとした小豆の味がわたしは好みです。おやつに気軽に食べるにはちょっともったいない気がします。
<小豆・砂糖・水飴・寒天・食塩・小麦粉>と原材料もすっきりシンプルです。
思いがけなかったのが「おがわ」のどらやき。
ある方が浅草に行くのならぜひ買いなさいと教えてくださったそうです。
すぐ近くに「雷門 おがわ」というどらやきのお店があり、それぞれご兄弟の関係だとか。
雷門のほうは予約しなければ買えないという超有名店だそうですが、その方はこちらもおいしいからと
すすめてくださったそうです。亀十も近いし浅草は本当にすごい。
のれんにも袋にもうなぎの模様が入っているのは元々がうなぎやさんだった名残だそうです。
息子さんたちが和菓子屋さんを始められたということなのでしょうか。
上部に店の場所が印刷されています。袋状のパッケージというのもおもしろい。
皮はうさぎやと比べるとややキメが粗くて手作りっぽさが出ている感じがします。
口は自然に開いてるタイプ。小豆あん、白あん(大手亡)、青えんどうあんの3種類。どれにもたっぷりの
あんが詰まっています。
皮は白くてしっとりやわらか、亀十に似ているかも? あんはしっかりねっとり粘度の高い感じ。
あずきがサラリと一粒ずつ立っているようなあんではありません。でもしつこくなくておいしいです。
白あんのものは甘納豆のような味でとろりとしたあんがあふれそうです。豆の味がしっかりわかります。
ずんだのどら焼きは初めてですが意外に(!)おいしい。
いずれも豆の他には小麦粉・鶏卵・佐藤・寒天・膨張剤とよけいなものは使われていません。
こちらが予約なしでは買えないらしい「雷門 おがわ」です。うなぎやさんの風情が強く残っているようですね。
どら焼きつながりで1月に大丸東京店で買った「森幸四郎のどら焼き」をアップします。
「フードマイスター」を受賞された森幸四郎氏のどら焼きということで行列ができるほど有名らしい。
粉を減らし卵を増やしてあるそうです。
ものすごく期待して食べたせいでしょうか、さほどの感動はありませんでした。
うさぎやの小豆のおいしさととろりとした柔らかいあんが好みの私には向かないようです。食べ終えた後にあれ?
と思って原材料を見ると<醤油・みりん>とありました。他には<清酒・米飴・でんぷん>などが使われています。
したがって日持ちも10日ほどします。 値段は210円。
醤油の入ったどら焼きは個人的にはどうも苦手なので多分もう買わないと思います。