荒川線ふたたび 1

　　　　　　　　　　

５月８日でブログを始めてから２年がたったことに今ごろ気が付きました。
ブログの２番目の記事が「荒川線　小さな旅」でした。

先日よく晴れた暑い一日に久しぶりに都電荒川線に乗りました。
日付の銀色の部分を削って使っていた一日乗車券は日付が印字されたカード様のものに変わっていましたが
沿線ののどかな風景はまだまだ残っていてゴトゴト電車にゆられてのんびりした一日を楽しむことができました。








　　　　　　　　　　　　　　

荒川線の旅とはいうもののできるだけ合理的に回ろうということでスタートはＪＲ巣鴨駅から。
まずとげぬき地蔵にお参りしてから地蔵通り商店街をずっと都電の庚申塚まで歩きます。これなら商店街を
往復しなくてもすむというわけ。







　　

巣鴨独特のお店が通りの両側にぎっしり。
もんぺやお直し不要・股下の短い総ゴムのパンツ、軽くて歩きやすそうな靴などなど…
中でもインパクト一番はやはり「日本一の赤パンツの店」でしょうか。
パンツだけじゃない、ありとあらゆる赤い物が店内にぎっしり。長時間いるとクラッとなりそうです。

とにかくちょっと他では探せないような物がたくさん売られていて見て歩くのも楽しい。
喫茶店も適当な間隔であるので歩き疲れたらひとやすみも可。

歩いていて気づいたのは宅配便や商店の車が通るのですが、どの車もクラクションを鳴らしたり
しないで歩いている人の横をゆっくり通って行きます。これも巣鴨ルールでしょうか。







　　　　　　　　　　

巣鴨に来たら素通りできないのが塩大福のお店。お店はいくつかあるのですが以前食べたことのある
「みずの」にしました。
塩大福と豆大福をひとつずつ。今日はあれこれと食べ物を買うことも目的のひとつなので朝生系のもの
は食べきれる分を少しだけ。





　　　　　　　　　　　　

塩大福は粒あん、豆大福はこしあんです。食べ比べてみるとこしあんは優しすぎて少し物足りない感じ。
普段はこしあん派の私ですが塩気のきいた大福がことのほかおいしく感じられました。







　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　お地蔵さまの形のおせんべい。身体の悪い部分から食べ始めるとよいそうです。







　　　　　　　　　　

庚申塚のホームには甘味処が併設されています。店内からだと目の前に電車が止まる感じです。
都電は他にもホーム直結の本屋さんやおせんべいやさんがあって「元祖エキナカ」といったところでしょうか。







　　　　　　　　　　　　

おはぎとところてんのセット。真ん中の黒いのは東京なので当然酢醤油です。大阪・京都・奈良は
黒蜜じゃなければところてんを食べた気がしないものですが＾＾；
おはぎはかなりのボリュームでしっかりとしたおいしさです。






　　　
　　　　　　　　　　　　

塩焼きそばとおはぎのセット。このお店はセットには必ずおはぎがついていました。名物なのかも。
この塩焼きそばがめちゃくちゃおいしかった！　野菜たっぷりで家庭的な味。ボリュームもあって
おはぎが全部食べきれないくらいでした。

ひとやすみしてお腹も満足したので次へ。
学習院下で降りて急坂を登り、そのまま歩いて鬼子母神へと向かいました。
乗り放題切符を買っているくせにね。
　　　






　　　　　　　　　　

鬼子母神は電停から続くけやき並木を抜けたところに美しい緑にかこまれてあります。
読み方は「きしもじん」、そして鬼の形ではなく菩薩のような姿形をなさっているので鬼の字のてっぺんが
無い文字が当てられているそうです。







　　　　　　　　　　

千人もの子供がいたという鬼子母神にあやかって安座・子安の守り神として信仰を集めています。
絵馬の柄はざくろ。これも子沢山につながるのでしょう。







　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

境内で駄菓子屋さんを発見。創業１７８１年という文字が見えます。
そして「おせんだんご」ののぼり。これも千人の子供にあやかり、子宝に恵まれるようにという願いに由来
するものだそうです。
日曜と８がつく縁日の日に羽二重団子が出店を出されています。たまたまこの日は１８日でした。
ここでいただくとお茶のサービスがつくようです。

鬼子母神を出て線路を越すとすぐに雑司が谷霊園です。結局また歩いてしまいました＾＾；　　　　　　　　　

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