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駄菓子の町 [街歩き・旅(名古屋周辺)]


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 名古屋駅から徒歩10分ほどの明道町界隈は駄菓子と食玩の町として知られています。
 名古屋城築城の頃からお菓子の製造が始まりましたが、関東大震災で東京が壊滅的な打撃を受けた時
 首都圏の菓子の供給の役割を担ったことから大きく発展したと言われています。
 往時の隆盛はありませんが、今でも菓子問屋が軒を連ねる独特の風景を見ることができます。
 








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 昭和23年に開設された「中京菓子玩具卸市場」の建物。トタン張りの建物に時代を感じます。
 当初は百軒の業者が入り昭和40年代までは隆盛でしたが時代の流れで平成15年に閉鎖されました。
 しかし現在も営業している業者さんがあります。





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 通路の両側にはぎっしりとお菓子が並んでいます。箱ごと、大袋ごと、というように大人買いしなければ
 ならないのがつらいところですが、スーパーなどで買うよりも安い。
 ちょうど二人連れのおばさまがお店の人と交渉中でした。しっかり値切れたかな。





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 卸市場の隣にうっかりすると見過ごしてしまいそうなかわいらしい神社を見つけました。
 鳥居の幅いっぱいいっぱいの境内しかありません。
 その昔市場に敷地を売り渡しでもしたのでしょうか…





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 路地と呼んだほうがよいのではと思えるほどの狭い境内。狛犬も一匹で本殿の建物がかろうじて残っている
 だけです。 歴史はありそうな神社なのですが。






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 名古屋ならではの看板を発見。  「嫁入袋詰菓子専門店」
 下の写真は別のお店のものですが、800円位から千数百円までの嫁入り菓子のサンプルが
 各店に並んでいます。
 現在でも残っている風習なのでしょうね。さすがだ名古屋。






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       名駅と明道町との間に「愚痴聞き地蔵尊」というのぼりを見かけて入ってみました。






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 「王様の耳はロバの耳」のように誰にも言えない愚痴を聞いてくださるお地蔵さまなのだそうです。
 ゆっくり話せるようにと前には石の椅子も用意されています。

 この日は一人じゃなかったので思いきり愚痴るわけにもいかず、ささっとお参りするだけに留めましたが…
 

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