空也餅 [和菓子(関東)]
2月に食べたお菓子 「空也餅」です。
3月も10日になろうという頃になって<今さら>感がありありですが、印象的なお菓子なのでお許しを。
11月から2月上旬までの期間限定なのでなかなか口にするのが困難なお菓子です。
もち米の粒を残したざっくりとした感じのお餅でつぶしあんを包んでいます。
デコボコとした米粒が残っているのが写真でおわかりいただけるでしょうか。
空也の焼印を押してあるのですが、お餅自体の形も焼印のつき具合もひとつずつ違っていて
どことなくユーモラスな感じを受けます。
形が崩れやすいので納まりよくするためとのことで最小単位は1箱5個入でした。
中のあんは渋きりを充分にしてあるので藤色。
あんというよりも小豆そのものを食べているよう。小豆のおいしさが際立って感じられます。
一見すると素朴なのに、口にいれるととっても洗練されている…
もち米を使っているのに粘りはあまりなくてさっぱりした後味。
大阪「菊壽堂」の「葛ふくさ」のあんとよく似ているように思います。
2月のお菓子をもうひとつ。
鎌倉「三日月堂 花仙」の「相州伝・鎌倉どらやき」です。
神奈川県指定銘菓だそうです。
「小麦粉・大納言小豆・砂糖・玉子・蜂蜜・水飴・膨張剤」とよけいなものは使用されて
いません。鮮度保持剤が入っています。
以前レーズン好きの夫が買ってきた「ぶどうパン」の巨峰バージョン。
浅草の「ボワ・ド・ブローニュ」というパン屋さんのものです。
レーズンも巨峰のものはおいしいのでかなりの期待を抱いて持ち帰ってきました。
箱には「天然酵母」の文字。
でも製品についているシールには「イースト イーストフード」とはっきり書いてある^^;
断面はこんな感じ。
前回のぶどうパンでも感じましたが、レーズン好きでもない者にとってはこの量は拷問に近い
ものがありますね。
もはや「パン」の域は超えてしまっているような気がします。
普通のパンでいいです、わたし。