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大名古屋らくご祭2009 [観劇]


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     2009年も残りあとわずかとなりました。 久しぶりの更新です。 

      12月の7日から13日にかけて「大名古屋らくご祭」と銘打った催しが栄で行われました。
      以前の「大銀座落語祭」の名古屋版といったところでしょうか。

      三遊亭圓歌、立川談春、立川志らく、林家たい平、林家彦いち、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、
      上方落語からは桂文珍
      
      そして最終日には「六人の会」が。

      
       


      「大銀座」の時にはチケットが手に入らなかったり、スケジュールが合わなかったりで
      逃し続けた「六人の会」  今回は何とかギリギリで手に入れることができました。

      一番手の花緑は長めのまくらの後で「権助提灯」をさらりと。

      二番目は昇太が「短命」で客席を笑わせ

      小朝が暮れにふさわしい「芝浜」をじっくりと。

      中入りの後は正蔵が「四段目」

      鶴瓶は「宮戸川」 これは江戸の話のようですが、舞台を大阪に変えて「阿波座のおじさん」
      になっていました。 おじさんの声色と口調がちょっと六代目松鶴を思い起こさせ、走る様も
      枝雀の動きのようで、うまい!とは言えないものの笑わせてもらいました。

      最後は志の輔の創作落語「ディア・ハンター」
      前にも一度聴いたことがあるのですがやっぱり大笑い。
      2010年の「志の輔らくご」に行けないのがなんとも残念でなりません。


      さてこの愛知県芸術劇場大ホール、2600人だか2800人だか収容のホールなのですが
      このホール上下に長い構造になっていまして一番安いA席を買った私はなんと5階でした。
      「六人の会」のS席は8000円  行きたかったくせにこのご時世、落語にしては高いなぁと
      妙なところで貧乏くさくなってしまうのがまことに情けない。

      実際に5階席に座ってみたら舞台は遥か下のほう。歌舞伎座の3階席なんて比じゃない。     
      普段はpodcastやCDで聴いているので声が聞こえれば大丈夫と言い聞かせてみたものの
      やはり表情がわかったほうがより楽しめるのは言うまでもないことでした…
      ま、落語は演者が一人なのでオペラグラス固定でがんばりました^^;

      この5階席の見えにくさは出演の落語家さんたちも実際に驚かれたそうで、相談の結果
      後日返金しますという主催者からのお知らせがありました。
      満席だったのでかなりの人数になると思われますが、実に太っ腹なその対応に驚きました。
      たっぷりと楽しませてもらったのに申し訳ないような気がします。    






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      外に出たら木枯らし。
      
      近くにある「両口屋是清」の喫茶コーナーで温かいものでひといき。
    
      ぜんざいは売り切れていたので「さかえ餅」を。
      よい塩梅に炊きあげられたたっぷりの小豆の中にはサイコロ状のお餅が5個。
      結構なボリュームですがあっという間にお腹に収まってしまいます。

      供されたほうじ茶がこれまたおいしい。





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      両口屋さん発行の季刊誌「いとをかし」

      和菓子についてのエッセイや対談、和菓子の歴史など自社のお菓子の紹介にとどまらない
      読み応えのある冊子です。

      秋号では柳家喬太郎さんが「江戸の火はなによりのごちそう」という一文を寄せています。
           


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