川口屋 栗のお菓子 [和菓子(名古屋周辺)]
今年の夏はとても忙しかったので栄に出るのはほぼ3か月ぶり。
厳しかった暑さもようやく峠を越してリニューアルしたテレビ塔を久しぶりに
ゆっくりと眺めました。 そういやまだ一度も上ったことがないんだった…そのうちにね。
栗の季節になったのでそろそろおいしいお菓子をと、本日の目的は川口屋さん。
最初から決めていた栗きんとん(川口屋では「栗粉」)のほかに
栗の藷蕷まんじゅう、求肥製の生菓子と合わせて三種類を選びました。
こちらの栗粉は形が特徴的。ギュッと握りました!みたいな勢いのある形。
求肥製の「勝り草」
上部に栗の焼印が押してあるのでわかるように勝り草とは菊のことだそうです。
えもいわれぬ柔らかさの求肥は淡い水色。
(ホワイトバランスがまずくて実物の色が出ていないのでわかりにくいですが)
中は粒あんと栗あんで甘味は強めに感じました。
栗入りの藷蕷まんじゅう。
こしあんの中に小さな栗片が入っています。
ねっとりと腰のある藷蕷まんじゅうはいつ食してもおいしい。
定番の焼き菓子、「松風」
ちょうど焼き立てだったので包装前のものをそのまま持ち帰りました。
まだ袋に入っていないのでパリッとした感じが強く、また違うおいしさが味わえます。
卵とゴマの風味が何ともいえずおいしくて、あっという間に一つ食べ終えてしまいました。
姿は地味ですが後をひく一品です。
川口屋を出ていつものように角を曲がって亀末廣の前を通りかかったらガラス戸に貼り紙
がしてあるのに気がつきました。
7月末日で閉店し暖簾を京都に返すことになったとのこと。
全然知らなかったので驚きました。
私にとっては川口屋に比べると入りにくい雰囲気があり、あまりご縁のないお店ではあり
ましたが名古屋では老舗の名店なのでまさか廃業されるとは。
以前の亀末廣の記事はこちらです。