鍵どろぼうのメソッド [TV・映画]
「鍵どろぼうのメソッド」ようやく見てきました。
「運命じゃない人」も「アフタースクール」も面白かったので、これも期待しつつ。
今日は映画の日なので混んでいるかと思ったら意外にすいていました。
期待を裏切らない面白さであっという間の2時間あまり。楽しかった~
あらすじはあちらこちらにアップされているのでネタバレ気味の感想を中心に。
何といってもキャストの魅力による部分が大でしょう。
堺雅人は「リーガル・ハイ」の古美門とは全然違う、従来のイメージ通りの頼りなさ全開!
と言ったら悪いかしら^^; 笑えます。
香川照之 やはり上手い。殺し屋コンドーと元売れない役者の桜井では全く別人。
広末涼子も仕事はできるがちょっとズレてる34歳女性の細かな心の動きをうまく出して
ると思います。
仕事もない、お金もないと毎日を何となく過ごしている桜井(堺)
コンドーと入れ替わることによってお金も仕事も手に入って人生が変わるかと思ったけど
世の中そんなに甘くはない。
一方記憶を失くして、身寄りも仕事もお金もない、ないないづくしの人生を送ることになった
コンドーはそんな自分を受け入れることで桜井としての人生を一から始める決心をする。
人生が入れ替わってしまったような二人だけれど、几帳面に努力するコンドーは
役者として少しずつ認められるようになる。
そんな努力するコンドーに香苗(広末)は少しずつひかれていくのです。
何しろ香苗の結婚相手の条件は「健康で努力する人。それだけ」なんですから。
いい歳した大人なのにぎこちない二人の様子がほほえましいんだな、これが。
チンピラ役のコンドーに監督が「悲壮感がハンパじゃない!」と感心するんだけれど
そりゃそうでしょ、殺し屋なんだから。 もうなんといっても眼が怖いのなんの(笑)
ヤクザの工藤(荒川良々)が登場するあたりから話がどんどんあらぬ方向にころがって
行ってどういうふうに収束するんだろうと思っていたら、コンドーは実は・・・という告白が
あって、トランクから消えた死体の謎もすっきり解決してしまうあたり何ともにくいです。
香苗が編集している雑誌「VIP」も意外な所で役に立つ。
細かな部分も見逃せない面白さでした。
「アフタースクール」ほどではないけれど、やっぱり今回も内田監督に軽~くだまされた^^;
以下は個人的なツボです↓
桜井が区民税の通知書を投げ捨てるところを掃除しながら遠くから見てる大家さん。
顔ははっきり見えないんだけど声で大谷亮介だ!
(「三軒茶屋婦人会」またやってくれないかなぁ)
香苗とコンドーが観に行った芝居は「ヨーロッパ企画」の舞台。ずいぶん観てないけど
変わらずゆる~い空気が流れてるのがおかしい。
桜井のアパートの壁に貼ってあるポスター 「亀を逃がす」
これって大人計画の「母を逃がす」のパクリ? 良々出てるし…
怪しい雑誌「実話ダイナマイト」の編集長が三上市朗だった。
エンドロールで監督役が池田成志とあったけれどこれは気づかなかった…くやしい。
DVDが出たらきっと見ると思います。
細かい部分もじっくりチェックしたい(笑)
10月1日はコーヒーの日だそうです
うーん、あんこさん細かく見ているなあ。
こうなると楽しみが倍になりそうです。
わたし、今度の週末、近所の映画館で見てきますね。
コーヒーの日とは知りませんでした。
...が、当たり前のように朝飲みましたです。
by ナツパパ (2012-10-02 09:05)
わたしこの手の映画大好きなんです。
で、ついつい細かな部分が気になる性分でして。
いくつもの伏線が張られているのですがそれが上手く
回収されていてすっきりします。
笑って笑ってラストは暖かな気持ちになれました。
登場人物のせりふも印象に残ります。
けど桜井には言ってやりたい。
「人生努力してなんぼだよ!」って^^
by あんこ (2012-10-02 17:03)