秋がきた：Ingleside：SSブログ

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秋がきた　[和菓子(その他)] [編集]

　　　　　　空は高くなって朝夕の風も涼しく、ようやくひと息つける気候になりました。

　　　　　　秋なんて来ないんじゃないかと思えるほどに本当にこの夏は暑かった。
　　　　　　でも見えないところでちゃんと季節は進んでいるのですね。

　　　　　　　　　　
　　　　　　
　　　　　　気持ちよく歩けるようになったので近くの公園に出かけてみたらギンナンがいっぱい。　

　　　　　　自宅前の歩道沿いでは袋を手に集めている人をよく見かけるのにここでは拾う人もいない
　　　　　　らしく、地面いっぱいに広がっていました。
　　　　　　カメラを向けている間にも背中にポタポタ落ちてくるほど。
　　　　　
　　　　　　一足飛びに秋が来たようです。

　　　　　　そしてうれしい秋のお菓子が届きました。

　　　　　　　　　　ｂ121019.JPG 　　　　　　　
　　　　　　
　　　　　　徳島市「福屋」の「雲井」という餅菓子。
　　　
　　　　　　　　眉の如
　　　　　　　　雲井に見ゆる
　　　　　　　　阿波の山
　　　　　　　　かけて漕ぐ船
　　　　　　　　泊まり知らずも
　　　　　　　　　　　　船王(万葉集巻六・九九八）

　　　　　　という歌が添えられています。

　　　　　　山の形が眉のごとしという四国の名山眉山になぞらえた菓子で
　　　　　　山に降り積もる雪をきな粉で表現したものだそうです。

　　　　　　三個を風呂敷包みにした様は山梨の信玄餅に似ていますが、雲井の方が
　　　　　　きな粉の風味がよいように感じました。

　　　　　　　　ｂ121020.JPG

　　　　　　そして何年ぶりでしょうか、大阪心斎橋庵月の栗蒸しようかん。

　　　　　　生の栗蒸しも販売されていたけれど当日賞味だったので普通のでごめんねと言われたけれど
　　　　　　とんでもないことで。庵月のをいただけるだけで、もうそれだけでとってもうれしいです。

　　　　　　大きな栗の合間に細かいのが入っているので、栗のたっぷり感を味わえるのが栗好きには
　　　　　　たまりません。

　　　　　　

　　　　　　　　　　
　　　　
　　　　　　最後は東京高輪「松島屋」の栗蒸しようかん。

　　　　　　豆大福のおいしさは言うまでもないけれど、栗蒸しようかんもぜひ味わってとこれは別の友人から。
　　　　　　毎年予約でいっぱいになるので手に入れるだけでも大変だと聞いていました。
　　　　　　お目にかかれるとは思ってもいなかったので感激です。

　　　　　　この栗を見ただけで口に入れる前からおいしさが想像できました。
　　　　　　しっかり甘さもあるのにくどくなくてちょうどよい塩梅。
　　　　　　一本は余裕で食べられそう。
　　　　　　だから栗蒸しようかんは危険なのです。

　　　　　　ぜいたくな秋になりました。ありがとうございます。ごちそうさまでした。