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ロープ [観劇]

        
        

NODA MAP 第12回公演 『ロープ』

作・演出:野田秀樹
キャスト:宮沢りえ(タマシイ) 藤原竜也(ノブナガ) 渡辺えり子(ディレクターの妻)
     橋本じゅん(カメレオン) 宇梶剛士(グレイト今川) 三宅弘城(AD)
     松村武(サラマンドラ) 中村まこと(入国管理官) 明星真由美(明美姫)
     明樂哲典(レスラー北) AKIRA(レスラー南) 野田秀樹(ディレクター)

2006年12月5日(火)~2007年1月31日(水)
Bunkamuraシアターコクーン

 

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禿はチビ!?…へぇ~ [観劇]


『禿禿祭(はげちびさい)

        

演出・構成:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:高橋克実/八嶋智人
2007年1月16日(火)~21日(日)
世田谷パブリックシアター


「トリビア」コンビの二人が送るイベント「禿禿祭」 読みかたは「はげちびさい」
初めてチラシを目にしたときは誤植かと思いました。
<禿>がなぜ<チビ>になるのかずっと今日まで疑問でしたが。
何でも以前トリビアで、昔は「禿」を<チビ>と読んでいたことが紹介され、それがきっかけに
なって今回のイベントのタイトルになったそうです(へぇ~)

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朧の森に棲む鬼 [観劇]

        
『朧の森に棲む鬼』    Lord of the Lies

        

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎(ライ) 阿部サダヲ(キンタ) 秋山奈津子(ツナ) 真木よう子(シュテン)
    高田聖子(シキブ) 粟根まこと(ウラベ) 小須田康人(サダミツ) 
    田山涼成(イチノオオキミ)
 古田新太(マダレ)  他劇団☆新感線

2006年12月29日(金)~2007年1月2日(火)~27日(土)     
新橋演舞場

 

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観た☆聴いた♪ 2006 [観劇]

        

      

一年の終わりにあたり、2006年に観た舞台(コンサートも含む)をまとめてみました。
終わってみれば今年は昨年よりも10本も多く、過去最高の本数という結果になりました。

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ナイス・エイジ [観劇]


NYLON100℃ 29TH SESSION 『ナイス・エイジ』

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:峯村リエ 大倉孝二 みのすけ 松永玲子 長田奈麻 新谷真弓 安澤千種
    廣川三憲 藤田秀世 喜安浩平 大山鎬則 吉増裕士 杉山 薫 植木夏十
    皆戸麻衣 柚木幹斗 
    佐藤誓 志賀廣太郎 原金太郎 坂田聡 池谷のぶえ 加藤啓 立石凉子 

2006年12月9日(土)~12月24日(日)
世田谷パブリックシアター

        

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ズビズビ。 [観劇]

 
     

劇団M.O.P第41回公演  『ズビズビ。』

作・演出:マキノノゾミ
出演:キムラ緑子 三上市朗 小市慢太郎 林英世 酒井高陽 木下政治 奥田達士
    勝平ともこ 岡村宏懇 友久航 塩湯真弓 永滝元太郎 塩釜明子 神農直隆
    権藤昌弘(飛ぶ劇場)

2006年11月28日(火)~12月3日(日)
紀伊國屋ホール


 今年のM.O.P公演はオムニバス形式です。
バックステージ物とでもいえばいいのでしょうか。

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FKIKOSI・SOLO・ACT・LIVE XVIII [観劇]

 

          

 

『フキコシ・ソロ・アクト・ライブ XVIII』
   ~バシュ! シュバ!・バシュチャッ!・スタ・スタ・スタ・・・COMEDY~

 吹越満

 2006年11月22日(水)~29日(水)
 原宿クエストホール


吹越満についてはWAHAHAの頃のことは何も知らないし、たまに出るドラマもほとんど
見ていません。でも不思議な存在感のある役者です。

2002年版のソロ・アクト「ロイヤル室内バレエ団」を観てからずっと気になっていました。
緻密な計算に基づいた映像をうまく使った作品がそれまで観たことのないもので、とても
新鮮に感じました。

その時の映像をうまく使った「双子の兄弟」と4人家族の会話を一人で演じ分けている
うちにそれぞれの声と言葉が混線して誰が誰かわからなくなるという二つの作品が今も
印象に残っています。
結局昨年の「mr.モーション・ピクチャー」に続いて今年も観てしまったわけですが、またまた
フキコシの世界を存分に味わう結果となりました。


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八百屋のお告げ [観劇]


グループる・ばる20周年記念公演

   『八百屋のお告げ』

     

作:鈴木聡
演出:鈴木裕美
出演:松金よね子 岡本麗 田岡美也子 加納幸和 井之上隆志 佐藤二朗

2006年17日(金)~26日(日) 
東京芸術劇場 小ホール2  

 
「グループる・ばる」は松金・田岡・岡本の三女優のユニットで今回は20周年記念公演。

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タンゴ・冬の終わりに [観劇]

 
     

『タンゴ・冬の終わりに』

作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
出演:堤真一 常盤貴子 秋山奈津子 段田安則 毬谷友子 高橋洋 月皮悠貴
    岡田正 塚本幸男 新橋耐子 沢竜二 他

2006年11月4日(土)~11月29日(水)
Bunkamura シアターコクーン

 

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LOVE30 [観劇]

 

           


『LOVE30~男と女と物語~』

3人の新進気鋭作家による男と女、30分のラブストーリーが3本。
朝日放送のドラマ「女と男と物語」を基に企画された作品だそうで演出は宮田慶子。
そういえば何本か見た記憶があります。

【ワンシチュエーションで30分の男女2人芝居、
 3話オムニバス形式、
 今後の活躍が期待される若手作家の書き下ろし、
 異性を意識した感情の絡んだストーリー  ~パルコ劇場のサイトより~ 】

 

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ゴルフ・ザ・ミュージカル [観劇]

 

      

『ゴルフ・ザ・ミュージカル~ゴルフなんて大嫌い!
     

脚本・作詞・作曲:マイケル・ロバーツ
日本語版台本:福島三郎
CAST:川平慈英(ワッキー) 高橋由美子(糸満ルリ) 池田成志(カラクサギ)
     堀内敬子(サカシタ) 相島一之(クロちゃん)

2006年10月8日(日)~29日(日)
パルコ劇場

 

ミュージカル嫌いなのに何でこのチケットを買ったんだろう。
それもPECカード先行なんて早い時期に。そうか、池田成志が出るからだ。
あまり売れていなさそうだし、得チケにも出たりしてるし、ということであまり期待せずに
劇場へ。  席はY列センター。もう少し後ろがよかったなぁ。


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ジェイルブレイカーズ [観劇]

 
     

『JAILBREAKERS』

作・演出:G2
出 演 :松岡昌宏 須藤理彩 河原雅彦 篠原ともえ コング桑田 三上市朗 久ヶ沢徹
      植本潤 川原正嗣 前田悟 久保酎吉 大高洋夫
音 楽 :松岡昌宏

2006年10月6日(金)~23日(月)
東京グローブ座


友人(キョウスケ)殺しの汚名を着せられ刑務所に入る羽目になったギンペイ。
キョウスケがいまわの際に残した言葉「宅配ロッカーに大事な物を隠してあるのでそれを
出してくれ」を実行するために脱獄を企てる。

キョウスケが幽霊となってギンペイの前に現れるようになるが、彼は過去のことは何も覚えて
いない様子。婚約者だったサヤカのことも忘れてしまっているらしい。

ある日全国の刑務所の受刑者を対象にしたロックフェスの計画の話を聞きつけたギンペイ。
ロック好きの小樽刑務所長の計らいでギンペイはバンドを組み、練習に励む傍ら脱獄の計画
にも余念が無い。

所内には「調達屋」とよばれる受刑者のオヤジがいて申し出れば何でも用意してくれるという。
ボーカルは女性房にいるアン、キーボードは関西オカマの梅ちゃん、ベースは看守の鬼塚、
ドラムはギンペイ。そして爆弾魔のギタリストが最後に加わり、脱走の計画も着々と進む。
衣装担当はさやか。

スパイの存在、警察の執拗な追及と圧力などなどを乗り越え彼らはロックフェスに参加する
ことができるのか。
そして宅配ロッカーの中にある大切なものとは…?!

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The Worst of... [観劇]

 

         

王立劇場Vol.5  『The Worst of  ... 』 


作・演出:後藤ひろひと
出演:石丸謙二郎 内場勝則 川下大洋 後藤ひろひと 須知裕雅 中川貴志
    ぼんちおさむ  
    ゲスト:リッキーフジ 竹下宏太郎 山内圭哉

2006年10月19日(木)~22日(日)
ラフォーレミュージアム原宿


大王こと後藤ひろひとが演劇以外のものを見せてくれる王立劇場。
今回は傑作と呼ぶにふさわしい駄作コントの数々を上演するというもの。

代理人ばかりの同窓会(タイトル失念)に始まり
「カルチャースクール」  
「カシマが港に浮かんだ訳」
首無し死体≠首の短い死体
老人ホームの楽器練習
「森君」

      など。

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書く女 [観劇]


   

『書く女』

作・演出:永井愛
出演:寺島しのぶ(一葉) 筒井道隆(半井桃水) 八木昌子(母 たき) 小山萌子(妹 くに) 
    石村実伽(田辺龍子) 栗田麗(い夏) 江口敦子(野々宮菊子) 小澤英恵(半井幸子)
    向井孝成(斉藤緑雨) 中上雅巳(平田禿木) 杉山英之(馬場孤蝶) 細貝弘二(川上
    眉山) 

2006年10月2日(月)~15日(日)
世田谷パブリックシアター

 

「樋口一葉、恋して借りて書いた日々」
 
樋口一葉の遺した日記をもとに一葉を描いた作品である。
一葉といえば貧しい暮らしの中で作品を書き続け、若くして病のために世を去ったということ
しか知らなかった。作品も中学生の頃に「たけくらべ」を読んだきりというお粗末さ。

もちろん「永井流一葉」
 であるが、私にとっては文学史に出てくるだけの存在だった一葉という
名前が、生き生きとした実体をもった一人の女性として感じられる存在になった。

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芸術祭十月大歌舞伎 [観劇]

     

『芸術祭十月大歌舞伎』 <昼の部>


久しぶりの歌舞伎座は新聞の招待券なので3階席。
しかも前方ではないので花道はまったくといっていいほど見えない (;一_一)
でも贅沢はいっていられません。雰囲気だけでも味わいましょう。



◆芦屋道満大内鑑 葛の葉
 
   魁春 錦吾 歌江 門之助

   歌舞伎の回数は少ないくせになぜか「葛の葉」に当たることが多く、これで3度目です。
   確か初めて観た歌舞伎の演目がこれで、葛の葉狐は扇雀でした。
   その印象が強いので今回の魁春葛の葉はやや地味な感じを受けました。
 
   子供に未練を残しながら森へと去って行く葛の葉の最後のくだり、すっぽんからの
   登場は案の定、首から上しか見えませんでした。仕方ないか・・・


◆寿曽我対面

   團十郎 菊之助 海老蔵 弥十郎 男女蔵 市蔵 権十郎 萬次郎 田之助

   個人的には本日のメイン。  
   十郎の菊之助のたおやかな美しさと対照的な五郎の海老蔵の荒々しい力強さ。
   特に目の力にやられました ♡♡
   円熟の芸もよいけれども、こういう若い役はやはり観てきれいなのがなにより!
   美しい衣装と華やかな照明の下、並んだ二人の姿は絵のように美しくて
   おばさんでも (#^_^#)  「目の正月」させてもらいました。
   
   

◆一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋

   幸四郎 團十郎 團四郎 男女蔵 松也 錦吾 高麗蔵 魁春 芝翫

   敦盛を助けるためにわが子を手にかけた熊谷直実の苦悩と出家を描いたもの。
   ストーリーがわかりやすく、見所もいろいろ。
   

◆お祭り

   仁左衛門

   山王祭の帰途ほろ酔いながら、からんでくる若者を次から次へとやっつける頭を
   すっきりと仁左衛門が踊りで演じます。
   粋できれい♡  

   

 

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ダンス王 [観劇]

         
    
WAHAHA本舗 踊るショービジネス2『ダンス王』

2006年10月3日(火)~8日(日)
東京厚生年金会館

 

去年の大銀座落語祭でポカスカジャンと梅ちゃんのミニコンサートを観て以来、一度
WAHAHAの全体公演を観たいと思っていた。 たまたま同じ思いでいた友人からの誘い
で実現すること
に。WAHAHAはさすがに一人では行きにくい。

この日は大雨と強風の中10分遅らせての開演。
多少はリラックスして過ごせるかと二階席を選択したが油断はできない (~_~;)

初WAHAHAなのでよくはわからないが、今回の公演はダンス中心らしい。
意外なことにナレーションは徳光和夫。
以下プログラムの中で印象に残っているものをいくつか・・・


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漂う電球 [観劇]

             
             

M&O plays  プロデュース

   
『漂う電球』
          
オリガト・プラスティコVOL.3  

作:ウディ・アレン
訳:鈴木小百合
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:岡田義徳(ポール) 高橋一生(スティーブ) 伊藤正之(マックス 父親) 
    広岡由里子(イーニッド 母親) 町田マリー(ベティ) 
    渡辺いっけい(ジェリー・ウェクセラー)

2006年9月28日(木)~10月9日(月)
本多劇場



冒頭のシーン。暗闇にぼぉっと浮かぶ電球。ポールの手の動きにつれ触れてはいないのに
魔法のように上下する電球が美しい。
マジック「漂う電球」である。


1945年のブルックリン。 貧しいアパートに住む一家。あるじは家にほとんどお金を入れずに
若い女と浮気をし、生活は妻のパートで支えられている。夫婦の間には諍いが絶えず、家庭は
崩壊寸前の状態にある。

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アジアの女 [観劇]


     

『アジアの女』

作・演出:長塚圭史
出演:岩松了(一ノ瀬) 富田靖子(竹内麻希子) 菅原永二(村田) 峯村リエ(鳥居)
    近藤芳正(竹内晃郎)

2006年9月28日(木)~10月15日(日)
新国立劇場 小劇場


          **********  
近未来の東京。震災に見舞われ都市機能は麻痺し、人々は混乱している。
街の片隅でひっそりと暮らす兄弟がいた。 妹は震災前に精神を病んでいたが、今は落ち着き
を取り戻し兄の面倒をみながら暮らしている。
そこへあるひとりの男が訪れ、3人の新しい生活が始まる。
多くのものを失ったあと、人間どこに向かっていくのか・・・
          **********


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ブルーバーズ・ブリーダーズ [観劇]

 

           


ヨーロッパ企画第21回公演

    『ブルーバーズ・ブリーダーズ』

作・演出:上田誠
出演:石田剛太 酒井善史 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 長野宗典 西村直子
    本多力 松田蝪子 山脇唯 冨永茜

2006年9月22日(金)~10月1日(日)
ザ・スズナリ

 

<青い鳥を捕まえんとするがゆえの動線のもつれ、衝突、転倒、尻もち、水たまり、
  ひいては尻の濡れとその痒さについて>

チラシに書かれていたことが観終えた後にはよくわかる。
<今回は「ドタバタ」というジャンルにチャレンジしてみました>ともあるように、徹頭徹尾
笑わせることにこだわった仕上がりになっている。
   

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獏のゆりかご [観劇]


           

シス・カンパニー公演 『獏のゆりかご』

作・演出:青木 豪
出演:杉田かおる(岡田) 高橋克実(菅原) マギー(小森) 小松和重(宮村)
    池谷のぶえ(立川) 明星真由美(那須) 安田顕(江藤) 段田安則(越野)

2006年9月1日(金)~29日(金)

紀伊國屋ホール

 

地方の小さな市立動物園。
動物たちは高齢化して入園者も減り続け、廃園の話も出始めている。
そんな動物園のある日の人間模様。

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万有引力 [観劇]

       

演劇実験室◎万有引力第43回本公演

      幻想肉体詩劇『ブラック イン ザ ダーク』

        

台本:井内俊一
演出・音楽・美術:J・A・シーザー
2006年9月21日(木)~24日(日)
笹塚ファクトリー



宙に浮いてしまったチケット救済ということで知人からのご招待。

劇団のHPを見る限りでは難解なイメージがぷんぷん。 大丈夫か?
眉間にシワを寄せつつ観るような作品かもしれないし激しく場違いかも。
しかしこんな機会でもなければおそらくずっと接点のないまま終わることは間違い
ない劇団だし、わからなくてもいいからと思いきってご一緒させていただくことに。

 

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ダム・ショー [観劇]


   

『ダム・ショー』

作:ジョー・ペンホール
翻訳:常田 景子
演出:鈴木勝秀
出演:浅野和之 浅野温子 鈴木浩介
2006年9月1日~17日(日)
シアタートラム


          * * * * * * * * * * * *
「報道の義務」を盾に他人のプライベートを暴きたて、時には捏造まがいのスキャンダルを
流すことも辞さない。行過ぎたマスコミの現状を鋭く描き、そこにうごめく人々の赤裸々な欲望
を舞台上にさらけ出す。
嘘、裏切り、怒り、哀れみ、パニック、ジレンマ。あふれ、ぶつかりあう三人の感情と愚かさは
事態の深刻さとは裏腹に滑稽にさえ見え、やがてすべてはブラック・ユーモアに満ちたポップ
な「ショー」の様相を呈する。のぞき見気分の観客も、いつしかショーの参加者に、いや、明日
はあなたが出演者かもしれない・・・・・・
                             ~チラシより~
          * * * * * * * * * * * *

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賭けること [観劇]


コットンクラブプロデュース9 『賭けること』

        

台本:中西良太
演出:中嶋しゅう
出演:河西健司 阿知波悟美 中西良太

2006年9月13日(水)~14日(木)
亀戸・カメリアホール

 

河西健司・中西良太と聞いてその顔をすぐに思い浮かべられる人はそう多くないのではないか。
かつての私がそうであったように。
二人ともドラマの脇役としての姿しか見たことがなかったが、コットンクラブプロデュースという
ユニットでコンスタントに舞台を続けている人たちであることを知ったのは2年前。
「奪うこと」を観たときだった。

劇場に行ったきっかけが何だったのか、もう覚えていないけれど、観終えた後の心が柔らかく
なるような感じは今も覚えている。

今回は北海道の演劇鑑賞会のための再演だそうで、東京では2日間の公演のみ。
仕事を終えてからの亀戸は遠かった…! けど行ってよかった。そう思える内容だった。


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泥棒役者 [観劇]


雨の中 東京芸術劇場へ。池袋はサンシャインしか行ったことがなく、西口に出るのは
初めてです。


           

これがあの「池袋ウエストゲートパーク」なの? もっと汚いところかと、そして想像していた
よりも小ぢんまりサイズでした。
この写真の左が芸術劇場です。駅からすぐでした。雨の日は地下通路からそのまま
中に入れます。この写真を撮りたかったのでわざわざ傘差して歩きました^^

 



           
           正面から。ガラス多用してます。

 

 

中ホールと大ホールはエスカレーターで上に上がりますが小ホール(2つあります)は下に
おります。東京都が平成2年に設置した劇場だそうです。

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戸惑いの日曜日 [観劇]


「アパッチ砦の攻防」より『戸惑いの日曜日』

           

脚本:三谷幸喜
演出:佐藤B作
出演:佐藤B作 あめくみちこ 西郷輝彦 細川ふみえ 中澤裕子 小島慶四郎
    小林十市 佐渡稔 市川勇 小林美江 山本ふじこ 角間進 市瀬理都子
    斉藤レイ

2006年8月31日(木)~9月10日(日) サンシャイン劇場

 

1996年に三谷幸喜が劇団ヴォードヴィルショーに書き下ろした「アパッチ砦の攻防」を
もとに今回加筆されての上演だそう。
以前の作品は数年前にビデオで観てそのおもしろさに大笑いした記憶がある。

タイトルに「アパッチ砦」とあるのにマンションの一室でのお話。観終えてからはその意味
がわかるのだが、なるほどインディアンものだと受け取られかねないタイトル。
それで「戸惑いの日曜日」と変えられたようだが、「アパッチ砦の攻防」のほうが内容に
合っているように思う。確かに攻防とよぶにふさわしい事態が繰り広げられる

続きます


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天満敦子コンサート [観劇]

 

          

東京オペラシティコンサートホールで行われた天満敦子さんのヴァイオリンコンサートに行って
きました。

隣の新国立劇場には何度か行ったことがあるものの、オペラシティ側は初めてです。
初台の改札を出るあたりから歩いている人たちの服装が違う。みなさんきちんとしていらっしゃる。
お昼の部でよかったとほっとしつつ、美しい吹き抜けの空間を抜けてホールへと上ってゆきます。

今日のコンサートはNPO法人の「難民を助ける会」主催のチャリティコンサート。
入口には加藤タキさんたちが立ってご挨拶や募金の案内をされています。
会の活動の様子もパネルなどで紹介されていてとても華やかな雰囲気です。


続きます


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道子の調査 [観劇]

          

ペンギンプルペイルパイルズ#11『道子の調査』

作・演出:倉持裕
出演:玉置孝匡 伊藤留奈 加藤啓 ぼくもとさきこ 小林高鹿 内田慈 山本大介
    近藤智行 吉川純広 松竹生

2006年8月23(水)~9月3日(日)
下北沢ザ・スズナリ



 人が一人消え、その名を仮にDとする。
 Dを知る者を“証言者”とし、“証言者”からDについて聞き出す女を“前任者”とする。
 すべての、“証言者”はDが消えたことに困っていて、
 この状態を“D問題”と呼ぶことにする。
 “前任者”もDが消えたままでは困るが、
 こちらは“D問題”とは区別し“無能”と呼ぶ。
 “前任者”は“無能”のまま仕事を終えるが、
 “D問題”は解決する。
 なぜだろう? と首をひねる女が6年後に現れる。
 それが道子  
                        ~公演チラシより~

 

続きます


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噂の男 [観劇]

 

『噂の男』

作:福島三郎
潤色・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堺雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし  猪岐英人 水野顕子

2006年8月11日(金)~9月3日(日) パルコ劇場


出演者のほとんどが好きな役者ばかりで、仮チラ見たときからぜひ行きたいと思っていました。
福島作品は「おやすみの前に」しか観ていないけれど心温まる作風と聞くし、それにケラ風の
味付けが加わってどのような作品になっているのか…もう興味津々で出かけました。

舞台は劇場の地下、ボイラー室の横の空間。ソファーや小道具が置いてあり、ちょっとした
稽古場(ダメ出し場?)のような場所。

登場人物は
12年前人気が出始めていた漫才コンビ「パンストキッチン(パンキチ)」のツッコミ役だった
モッシャン(橋本じゅん)、ピン芸人として人気のあるボンちゃん(山内)、パンキチのボケ役
で12年前の今日ボイラー室で事故死したアキラ(橋本さとし)、当時彼らのマネージャーで
現在は劇場の支配人を努める鈴木(堺)  
事故以来命日である今日は毎年必ずボイラー点検をすることになっており、技師の加藤
(八嶋)がやってくる。その他に夫婦の漫才コンビ「骨なしポテト」のトシ(猪岐)とアヤメ(水野)

現在と12年前を行き来して話が進む。
当時パンキチは売れ始めており、アキラはコンビ以外のテレビなどへの出演も増え始め、
モッシャンとの関係も微妙なものになりつつあった。
マネージャーとモッシャン、アキラとの複雑な関係。必要以上に首をつっこみたがるボイラー
技師はいったい何者…?

アキラが新しい相方と組みたがっているという噂、その相手と噂された漫才師がメッタ打ち
にされて再起不能に。犯人はモッシャン?それとも?
鈴木が大切にしていたハムスターを残酷に殺したのは?
ねたみ、ぬけがけ、いじめ、策略…人間のいやな部分が次々と描かれる。
さまざまな憶測や噂に振り回される登場人物たち。

笑いの部分はたくさんあるのに、笑った直後に重いものがやってくる。気の抜けない時間
が続く。休憩なしの2時間半。がっぷり組んだ役者たちの力がぐんぐん迫ってくる、何とも
濃密でぜいたくな時間を味わった。

八嶋智人は「越前牛乳」に続いて2度目。やはり舞台の人だと改めて感じる。動きが
軽やかで間のとりかたもいい。関西弁のせいもあって楽しそう。

僧正もこの面々の中ではそれほど濃い印象を受けず、むしろ抑え目な感じがするのは
ちょっと驚き。(他の人らいったいどれだけ濃いねん…) 

両橋本が観られたのは楽しかった。当然ながら劇中の漫才の息も合っていておもしろい。
特に橋本じゅんがいいなぁ。 落ちぶれてからの姿、最後の一人漫才も芸というものに取り
憑かれた男達の哀しみを感じさせてくれる。

堺雅人は新撰組以降私の中で少し印象が変化した役者さん。
「喜怒哀楽のすべてを笑顔で表現する」のせりふには思わず吹いてしまった。みんな同じ印象
を抱いていたんだなぁ。「スマイル0円男」「笑顔の電車道」とまで言われてた。
今回は体を張って頑張っている。終盤、ハムスターの死の真相を知ってアヤメに迫る表情は
なかなかよかった。


 

              *******

観劇後も感想がうまくまとまりません。
「いやーな男たちのいやーなお話」とある通り、確かにいや~なお話なんだけれど時間がたって
みればそんなに後味悪くはなかったように思えます。
スプラッタ色は控え目になっていて、人間の内面の醜さにウェイトを置いた描き方をしています。
舞台上で起きている事を追うのに精一杯で、わからない部分がいろいろ残りました。
一度の観劇じゃ無理な気がしました。

それにしても「鈍獣」「LAST  SHOW」とパルコの夏は衝撃的で重たいものが多いですね。
そういえば「ウィー・トーマス」の初演も夏だった…?


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赤木五兄弟 [観劇]

   

モダンスイマーズ 『赤木五兄弟』

作・演出: 蓬莱竜太
出演: 西條義将
 小椋毅 古山憲太郎 津村知与支 恩田隆一(ONEOR8)
美術:伊達一成
音響:今西工
照明:松本由美

2006年8月22日(火)~27日(日)
新宿THEATER/TOPS

初モダンスイマーズ。
昨年「時には父のない子のように」で蓬莱竜太作品を観てからモダンスイマーズが気に
なっていました。その後シアテレで「デンキ島 松田リカ編」を観たときは最後までなじめ
ないままだったのですが、やっぱり一度生で観なければわからないからと行くことにしま
した。 入口に「関係者で~す」の雰囲気ありありの方たちが多いのは小劇場系の特徴
なのでしょうか。 チケットも3000円とまだまだ安い。




男ばかり5人の赤木兄弟の話。

雑司が谷の墓地から次々と自転車で帰ってくる兄弟たち。みんな喪服姿で、法事でも…?
どうやら彼らはかわいがっていた犬が死に、死骸を墓地の隅に埋めに行ってきたらしい。
「犬は家族だ!」と1人だけ参加しなかった五男に向かって叫ぶ兄たち。

両親を事故で亡くし、兄弟で力を合わせて父の仕事である工務店を継いでいる兄弟。
父の教えを忠実に守り仕事で手抜きは一切しない。
問題が起きた時は、亡くなった父親ならどうするかをまず考えてその通りに行動する。
そんな彼らはどうやら近隣からは「ちょっとアブナイ変な兄弟」と見られているらしい。

彼らは家族の誰かに問題が生じたら全員で考え、事に当たる。
家族の一員である赤木家の犬はどうやら近所の飼い犬のせいで死んでしまったらしい。
したがって復讐としてその犬を殺すことが目下の兄弟の最大関心事。

そんな中でひとり五男だけが復讐に反対している。兄達とは少し距離を置いているふう。
実は彼だけが母親違いの兄弟だった。最近実の母から一緒に住みたいと言われて
心が揺れているらしい。そんな彼は兄弟の中でただ一人ピザ屋でバイトをしている。


熱い、やたらと熱い。しかし次第にその熱さが心地よく感じられるようになってくる。
いつも一緒に行動し、納得のゆかないことがあれば本気で取っ組み合いのケンカもするが
長男を中心に兄弟仲はすこぶるよい。
この時代にあっては赤木家の姿は希少価値、失われ行く家族の姿かもしれない。

兄達の愛情は充分に承知していても、心の揺れを抑えることができない五男のいらだち。
ストレートに向かってくる愛情が時としてうっとうしく、重荷に感じられることだってある。

ケンカの後で家を飛び出した五男。実は彼はすでに例の犬を殺して庭に埋めていた。
ラスト 警察に出頭した弟に代わってピザ配達のピンチヒッターを務めようとする兄たち。
弟に恥をかかせないようにと大声で真剣に練習する姿は滑稽ではあるが、あふれる
愛情が感じられて思わずにやり。

テンポのよいせりふの応酬に笑っているうちにどんどん話が進む。男兄弟っていいよなぁ
って思わせてくれる。
大人になっても一緒に行動し、お互いをとても大切に思う兄弟。
映画の「間宮兄弟」を思い出してしまった。


初めての役者さんばかりだったが四男役の津村知与支が印象に残った。
上演時間約1時間20分。

 

 

平田満さんが客席に来られていました。


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小鹿物語 [観劇]


『小鹿物語』

          

作:興水泰弘
演出:水田伸生
出演:明石家さんま 真矢みき 山西惇 温水洋一 中山祐一朗 八十田勇一
    水沼健 森下じんせい 新谷真弓 生瀬勝久
美術:堀尾幸男
照明:小川幾雄
音楽:佐藤史朗

2006年8月18日(金)~8月31日(木)
Bunkamura シアターコクーン


「七人くらいの兵士」「JOKER」に続くさんま&生瀬の3本目の舞台です。
「七人~」はとても印象に残る作品だったので大いに期待して観た「JOKER」では
本気で「お金返して」と思い、もう高いお金を出してわざわざさんまのお芝居を観るのは
やめようと決めていました。
なのに今回もまたさんまが好きという若い友人に誘われ行くはめになってしまいました(^^ゞ

舞台は戦時下の大阪。小さな劇団を主宰している奈良野小鹿(さんま)は時節柄お上から
上演内容について注意を受け、なかなか自分達の思うままに芝居ができないでいる。
今日も今日とて情報局に勤める塙(生瀬)からのお目玉にもどこ吹く風の小鹿。

しっかり者で彼に惚れている妻、琴子は小料理屋を切り盛りしながらそんな彼を支えている。
芝居には真剣なものの、博打・女にと落ち着かない小鹿はとうとう博打で大きな借金を抱え
こんでしまう。

英語を使った西洋風の出し物を上演した日、小鹿は特高に捕まり一晩を留置場で過ごす
ことになる。夢の中に三人の魔女が現れ、目覚めた時に小鹿は改名を決心する。
奈良野小鹿から小鹿野バンビへ。戦時下なのにカタカナ名はどうよ?と周囲。

劇団は塙の支持で戦時下にふさわしい芝居の稽古をさせられるがこれが「ヴェニスの商人」
の遠山の金さんバージョン。
これは後に借金を棒引きにしてもらう場面への伏線になっている。

小鹿は借金の担保に大切な妻を入れていた。取立てに来たやくざの前で「琴子は連れて
行ってもよいが、(お腹の)子供は連れて行ってよいとは証文に書かれていない」と主張し
妻を守る。

話の進行につれて、ことごとく対立してきた塙と小鹿が実の兄弟だということが明らかになる。
体制側で働く塙にとって自由奔放に生きる兄は自分の身をおびやかしかねない存在であり、
実の兄弟であることを声高には言えなかったという事情があった。

借金も解決し、ほっとした夫婦に赤紙が来る・・・
出征の日、今までの女遊びが原因で彼は弟子に刺され、結局戦場に赴く事のないまま
人生を終えてしまう。

大本営の発表は正真正銘の喜劇であり、それを知っていながら庶民は発表を信じざるを
得ない。これこそが最大の悲劇ではないかと弟に叫ぶさんまのことばが印象に残る。
日本人の朝鮮人への差別や朝鮮の人々と靖国神社の関係などにも浅いながらも言及されて
いて笑いだけではない面も。

前回の2作ではさんまが温水洋一をいじるシーンが延々と続いたが、今回は中山祐一朗が
その一部を引き受けている。彼のとぼけたキャラクターがさんまのつっこみに合っていて
なかなかおもしろい。
戦争の色濃い話ではあるが、笑いはふんだんに盛り込まれている。
真矢みきの色気があってしっかり者のきりりとした女房ぶりもいい。


          

直前までどの劇場でもらうチラシもこれだったので、今日観るまで正直不安で・・・(~_~;)
ともかく前回のようなことがなくてほっとしました。

 


柴犬陸さんの記事で知った東急本店前の「ヴィロン」でパンを買いました。
6時過ぎだったので売り切れのものも多くて少しだけですが。
クロワッサンが大きいのに驚きです。

          

          


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